ネパール エベレスト街道トレッキング【その7】
ネパール エベレスト街道トレッキング9〜10日目
トレッキング9日目:チュクンリ登頂(標高5550m)〜ポルツェ(標高3810m)
今日はチュクンリ(標高5550m)の登頂を目指す。登り4時間、下り2時間を想定。昨日のカラパタールより長丁場になるので、朝食にチベタンブレッドを食べ、半分残して行動食にした。
7時頃ロッジを出発。昨日のカラパタールでは日の出前に出発して寒い思いをしたので、今日はゆっくりめのスタート。ただ、昨日に比べ風が穏やかだったので、それほど寒さを感じなかった。
1時間程度登ると、景色がひらけて高原風に。目の前にはローツェ南壁が輝く。
チョルテンが乱立。
途中から道がガレた岩場となっていく。足元の石はグラグラでかつ急勾配なので、非常に登りにくかった。両手足を使って慎重に登る。
予定よりも早い9時半頃、チュクンリ山頂(5550m)に到着。
ローツェ南壁(標高8414m)が目の前に!エベレストがかつて海底にあった証拠のイエローバンドもくっきりよく見える。
360度絶景。
ローツェ南壁とザック。
風も穏やかで、太陽の光が暖かいので1時間ほど山頂にいただろうか。十分景色を楽しんだので下山。
下山後、チェックアウトを済ませポルツェへと向かう。チュクンからは下り基調だが、途中地味なアップダウンがあり、距離も長いので先を急ぐ。
今日は雲が多いがそれもまた良い。
歩荷。めちゃくちゃ重いらしい。
標高が下がってくるとガスが停滞するようになる。日が入らないので肌寒い。
振り返ればアマダブラム。やはりカッコ良い。
17時頃、ポルツェ(標高3810m)に到着。ものすごく疲れた。連日歩いた疲労が溜まっているのかもしれない。
泊まったロッジのおっさんがとてもいい人でホスピタリティが最高だった。パッと見た感じ、ただの人の良さそうなおっさんなのだが、エベレストなど8000m級の山をなんども登頂した経験があるとのこと。経験豊富なおっさんに今後の予定や天候についてアドバイスをもらう。
本日のダルバート。おかずが豊富、そして美味しい。人は良いし、飯もうまい。しかも部屋の中にコンセントがあって、タダで充電が可能だった(普通のロッジだと充電には300〜500ルピーくらいかかる)。心の中でナイスロッジに認定した。
トレッキング10日目:ポルツェ(標高3810m)〜ゴーキョ(標高4790m)
今日はゴーキョまで。登り基調で標高差はあるが、これまでに高度順応は十分できているので、今までに比べればイージーな道のりだ。
朝食はシェルパシチュー。カレー味でうまい。
ポルツェを出発して、谷を下りて川を渡り、ドーレ方面へと進む。
滝が凍っている。
12時前にマッツェルモ(標高4470m)に到着。ここで昼飯休憩。腹が減っていたのでチョウミンをいただく。わかってはいたがやはり量が多い。少し油っこいが味は悪くなかった。頑張って完食。
ゴーキョ方面はカラパタール方面よりもトレッカーが少ない。静かに歩ける。
途中何度か遭遇した全然逃げない鳥。
ここから先に進むに連れて5つ湖が出現する。
これはファーストレイク。カモのような綺麗な鳥が浮かんでいた。
セカンドレイク。大部分が凍っているが沿岸部は凍っておらず、水がとても綺麗
15時頃ゴーキョに到着。目の前にゴーキョレイク(サードレイク)が広がる。
本日のダルバート。だいぶピンボケ。
つづく