ネパール エベレスト街道トレッキング【その3】
ネパール エベレスト街道トレッキング2日目。
今日はセテからヌンタラまで歩く予定。
朝は特に空気が澄んでいて気持ちいい。
宿を出発して早々に道間違いをしてしまう。30分のタイムロス。
エベレストへ向かうメイントレイルの他にも生活道やヤクが通った道が交差している。大きな分岐には目立つ目印が付いているが、ぼやっと歩いているといつのまにかメイントレイルから外れたりすることもある。そんな時はだいたい親切なネパール人が「こっちじゃ無い、あっちだ」と教えてくれる。
日陰にはうっすら雪が積もる。
今日はラムジュラ・ラという峠を超える。「ラ」というのはネパールの言葉で峠という意味。標高は一時3700mくらいまで上がる。
セテの宿から徐々に標高を上げていくのだが、峠を超えるまでとても足取りが重く、呼吸がとても苦しかった。その時は単に「体力落ちたなー」と思っていたが、あとあと考えると、軽い高山病だったのだろう。正直、かなりしんどくて立ち止まって昼寝したい気分でいっぱいだった。
なんとか峠を超えると、足取りはぐんと軽くなった。道の雰囲気も変わる。
途中休憩したジュンベシの村。この時点で2時すぎ。目的地のヌンタラまではあと4〜5時間かかる予定。ヌンタラは厳しいかな、手前のタクシンドゥ止まりかな、と色々考えるも、結論は出ずにとりあえず急いでカレーを食べてすぐに出発した。
牛が道を塞ぐ。俺は急いでいるのだが。
3時頃になると霧が湧いて展望が悪くなり、景色を楽しめなくなる。ただただ目的地をひたすら目指して歩く。暗くなる前には着きたい。
途中フラットなトレイルを走ったりしながら、6時前に無事目的地のヌンタラに到着。
宿に着くと、ミルクティーで体を温めながら、地図を開いて明日の計画を立てるのが日課となった。地図を眺めているだけで楽しい。
お決まりのダルバート。
今日はとても疲れた。早く寝て回復に努めよう。
つづく