2017.8.5-6 朳差岳-門内岳を稜線ハイク 2DAYS DAY2(朳差小屋〜門内岳〜奥胎内)
2日目は門内岳まで行って折り返し、奥胎内に下山。
朝の幻想的な風景。こんな景色を味わうために山を登って夜を明かす価値がある。日帰り登山では勿体無い。
朳差小屋からしばらく歩くと頼母木小屋に到着。小屋ではスケッチ展が開かれていた。飯豊連峰を繊細なスケッチと淡い水彩絵の具?で描かれていて好印象。絵を描けるってやっぱ良いな。
ここは水場が豊富でバシャバシャ出ていた。ビールも冷えていた。
ここで遅めの朝食。グラノーラにスキムミルクと抹茶粉末を混ぜ、水に溶かしたもの。糖質、タンパク質、ビタミンの栄養補給を考えつつ、軽量、火を使わないというメリットがある自分の中での定番。味は知らん。
頼母木小屋を見下ろす。絵になるね。
ここから門内岳まで極上の稜線歩きが続く。平日で人も少なく気持ち良く歩けた。
門内岳避難小屋に到着。門内岳頂上はすぐそば。あとは来た道を戻って奥胎内へと下る。
初めての飯豊連峰。そこまで高度はないが極上の稜線歩きが楽しめる良い山だった。避難小屋も揃っているし、難易度も高くなく気軽に楽しめると感じた。次は奥胎内から福島方面に抜ける縦走だな。
2017.8.5-6 朳差岳-門内岳を稜線ハイク 2DAYS DAY1(奥胎内〜朳差小屋)
1泊2日で飯豊連峰の一部を縦走してきた。簡単な感想をいうと、雨の北アルプスより、晴れの低山の方が断然良い。飯豊連峰良いところ。
DAY1 奥胎内ヒュッテ〜大石山〜朳差岳(朳差小屋に宿泊)
DAY2 朳差岳〜門内岳〜奥胎内ヒュッテ
ちなみに朳差は「えぶりさし」と読む。
登山口付近はブナ林が迎えてくれる。
稜線に出るまでは長い登りが続く。急登というわけではないがだらだら登りがだらだら続く印象。
谷が深い。山がもりもりしている。
三時間くらい登ったら稜線が広がった。これだけでテンションが上がる。
朳差岳に向かうところ。花畑が広がる。
ほんと気持ちの良い稜線歩き。
本日の目的地、朳差避難小屋が見えてきた。
小屋から少し降ったところの水場。雪渓からの雪解け水。頭痛くなるくらい冷たい。ビールを担いで来なかったことを後悔。
朳差岳頂上。トンボがやけに多かった。
小屋付近からの景色。雲と青空と山のコントラストが素敵。粟島や新潟市内まで見えた。
夕日を待つ。
時間とともに表情を変える。
稜線歩きも楽しかったし、景色も素晴らしかった。満足満足。
2017.8.2 夏の守門岳をワラーチでハイク
北アルプスが続いたのでたまには低山をのんびりということで、夏の暑い日に守門岳に登ってきた。
保久礼小屋からスタートし守門岳を登って二口コースを降りて保久礼小屋に戻る。コースタイムは9時間30分。スタートは7時半くらいだった気がする。
夏の空が広がる。低山でも天気がよければ気持ちいいことを再確認。高い山や長い縦走だけが価値ある登山ではない。
見えるのが守門岳。
9時半頃、守門岳頂上に到着。頂上からの景色。
気持ちの良い稜線も少しあった。
守門岳頂上をすぎて小烏帽子に向かう方に現れた気持ちが良い草原。寝っ転がって昼寝でもしたいような場所だった。
二口コースはブナ林が広がりとっても気持ちのいい登山道だった。ブナは大好きな木だ。ハンモックでも広げてゆったりしたい。
熊に挨拶しておいた。かーんと気持ち良い音が響く。未だに熊と会ったことがない。会いたいような会いたくないような。
護人清水。この日はとても暑かったので冷たい水が気持ち良い。
14時頃下山。保久礼小屋付近の川で水浴びした。童心に帰る。
ちなみに今回はワラーチで登った。ぬかるんだ場所では足とソールが滑って踏ん張りが効かなかったりしたが、違和感なく登ることができた。荷物が重くなければワラーチで十分。
2017.7.27-30 夏の北アルプス,メジャー区間ハイク4DAYS DAY4(涸沢〜横尾〜上高地)
最終日。4日目は涸沢から上高地へおりるだけ。
本当は北穂高、奥穂高を経由しておりようと考え途中まで登ったのだが、雨が降って来たので早々にルート変更。勇気ある撤退?穂高はまたの機会ということにした。
朝の涸沢カール。どんより。
下ると決まったらマッハで下る。爽やかな森。
徳澤園のテント場。芝生が気持ち良さそう。晴れてたらここでのんびり停滞ってのも良いな。
梓川の清流。本当に水が綺麗。雨のせいか人はほとんどいない。
あっという間に河童橋に到着。
上高地のお土産屋のおやきを食す。食い物はシチュエーションが大事。雨、下山直後、熱々のおやき。すんげーうまい。よく噛んで味わって食べる。マインドフル。
バスターミナル。ここからバスで新島々駅まで。時間がなかったので温泉は入らず。バスターミナルの水道で全身をナノタオルで拭いて済ます。
新島々駅から松本駅まで。電車の可愛い彼女の名前は渕東なぎさちゃん。19歳、152cmとのこと。
松本駅でお待ちかねの下山飯。今回は蕎麦をチョイス。野麦という店。開店前なのにすでに行列ができていた。まずはハートランドとカブの漬物。蕎麦は十割蕎麦で細切り、蕎麦の風味豊かで上品で繊細。今まで食べた蕎麦の中でトップクラス。
続いて、松本ブルワリータップルームへ。オリジナルのクラフトビールが楽しめる。ここで醸造しているわけではなく、現在は委託醸造とのこと。フードはないが、袋入りのおつまみやスナックが買える。ビールは4TAPくらい。一階はスタンディング、二階はテーブルらしい。
覚えていないが、エール系を飲んだと思う。驚きはなかったが、普通にうまい。
松本をあとにし、電車で帰宅。途中、長野駅で立ち呑みちとせで軽く一杯。なんとここは24時間営業。立ち呑みとあるが、カウンター席だった。ふらっと軽く一杯やるには最適。レモンサワーをいただく。
長野駅から自宅までの道中もビールを呑みながら。
今回の縦走のまとめ
1. やっぱり雨だと山歩きは楽しめない。
2. レインウエアはマジ大事。
3. 西鎌尾根、東鎌尾根は高所恐怖症の自分でも問題無く歩ける。
4. 早く歩いて遠くまで行くのも良いが、たまにはゆっくり歩いてみるのも良いかも。
5. 雨だったら停滞するのも一つの手。
6. 人が多いのはやはり苦手。時期、ルート選択が大事。
2017.7.27-30 夏の北アルプス,メジャー区間ハイク4DAYS DAY3(大天井岳〜常念岳〜横尾〜涸沢)
3日目は、大天井岳から常念岳を経て、蝶ヶ岳へは行かず横尾に降りて、涸沢まで。
大天井岳〜常念岳は最高の稜線歩きが楽しめる。何度歩いても良い道。雲海もバッチリ。早朝、晴れ、稜線が揃ったら最強だと思う。
穂高連峰もちらりと。
常念岳に登頂。人が多かったのですぐに出発。やっぱり人が多いのは苦手。
常念岳から蝶ヶ岳へのルートは樹林帯が主でぬかるみも多くあまり楽しくない印象。コースタイムも厳しめな感じ(普段はコースタイムの7割程度で歩いているが、ここの区間は早く歩いているつもりでもコースタイム通りくらいになる)。
蝶ヶ岳へは向かわず、横尾方面へとくだる。くだりは好きではないので無心でくだる。くだりは走ったりも歌ったりもする。
横尾に到着。老若男女のハイカーで賑わう。ここから涸沢へと向かう。
途中、カップルや仲間で涸沢のテント泊を楽しみにしている若者をビュンビュン追い越して涸沢ヒュッテに到着。早速場所を確保してツエルトを張ろうとしたら丁度雨が降ってきた。雨の中ツエルトを張るのが面倒臭くなったので、少々悩んだが小屋泊に切り替えた(昨日の経験から濡れるのはもう嫌になっていた)。涸沢ヒュッテはとても綺麗な小屋でした。
涸沢ヒュッテといえば、生ビールとおでん。玉子でタンパク質を補給したかったが残念ながら売り切れ。がんもとしらたきと練り物だったかな。染みる。
雨の中でも多くのテントが。紅葉の時にもう一度来たいね。
小屋内部。そこまで混んでおらず布団は一人一枚。隣のおっさんのいびきがうるさかった。耳栓を所持していなかったのが悔やまれる。
今回の縦走の目的②である、涸沢でテント泊もあっさり断念。臨機応変にいかないとね。
【土地探し】求める土地の条件
Bライフ実現のための第一ステップとして、小屋を建てる土地を探す必要がある。
私が探す土地に挙げる条件は以下の通り
①森林に囲まれていること
やはり譲れないのが森林。ソローの「森の生活」を読んだことが小屋暮らしを志すきっかけの一つになった身として、人里離れた森の中での暮らしは憧れであり必須条件。
森林があることによって、得られるメリット(希望も含まれる)は、目の保養、木漏れ日、四季の変化、野鳥、小動物との戯れ、新鮮な空気、静謐な時間による精神の安定、薪の材料確保など。
- 作者: H.D.ソロー,Henry David Thoreau,飯田実
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②水が確保できること
人間が生活する上で必要なライフラインに、水、電気、ガスが挙げられる。電気は電化製品を多く持つ予定はないので太陽光発電で十分と考えている。ガスは、カセットコンロかロケットストーブ、かまどなどで対応する。
電気とガスは無くても死にはしない。無いとただ不便なだけだ(もちろん生活するという面では必要)。水は生きていく上で必須であり、長期的かつ安定的に確保できる環境が望ましい。極端なことをいえば、水さえあれば生きていける。
水の確保方法には、水道を引く、井戸を掘る、沢水を引く、雨水利用などが考えられる。
③日当たりが良いこと
太陽光発電で電気を賄う予定なので日当たりは重要である。また、畑などで食糧の自給やってみたいので、太陽の光は必要。小屋の湿気対策にもなろう。
思春期を新潟で過ごし、就職してからは東京で生活していた身として、日照時間は人間性にも影響を与えることを実感している。両者の大きな違いは、1年間の日照時間である。2014年の統計では、東京の年間日照時間は2104時間で47都道府県中14位。かたや新潟は1764時間で40位である。その差340時間、日数に換算すると14日、あれ?思ったほど差が無い。
が、しかし体感としては大きな差があり、新潟の冬で晴れの日は1日も無いといっても過言では無い。常に雲が空を覆ってどんよりとしている。これでは精神が不衛生になりやる気も削がれる。人間、太陽光を浴びるだけで幸せな気持ちになり、行動的になるものだ。
④平坦な土地であること
小屋建築にしても畑を耕すにしても傾斜地だと何かと不便だ。格安の山林となると、それなりの広さを有する平坦地はなかなか無いのではないか。重機があれば良いが、自力で造成するのは大変なのでできれば平坦地が望ましい。
⑤予算150万円以内、坪単価1万円程度までが目安
予算については色々考えた。予算が大きいほど条件の良い土地が見つかりやすいし、予算を絞れば、選択肢も狭まり、妥協せざるを得ない点も出てくるであろう。もちろん現在の貯金額から無理のない範囲で予算は設定しなければならない。
始める前からこう考えるのもなんだが、土地を購入したあとで気が変わって小屋暮らしをやめたくなったとしても、投資した金額が小さければ諦めもつきやすく、次への行動に移るハードルも低くなる。また、土地150万円、小屋建設費50万円の計200万円とすれば、新車購入程度の金額だし、これで家賃やローンの心配がない人生を送れると考えれば安いもの。
その辺の気軽さを含めて、土地購入予算はとりあえず150万円に設定してみた。
⑥それなりの広さを有すること(150坪以上)
「自給農業のはじめ方」という本によれば、自給用の土地は5アールあれば十分すぎるほどとのこと。1アールは約30坪なので、5アールは150坪。したがって、最低150坪は欲しい。あとで何か設置したい、畑を広げたい、小屋じゃなく大きな家を建てたいと思うかもしれない。なので、土地は広いに越したことはない。あとは予算との兼ね合い。
農家が教える自給農業のはじめ方―自然卵・イネ・ムギ・野菜・果樹・農産加工
- 作者: 中島正
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この本は、自給農業のやり方や鶏の飼い方がかなり具体的に書かれており、とても参考になる。
条件は整理されたので、あとは本気で探すだけ。考えてばかりでは何も進まない。行動してわかることもあろう。
2017.7.27-30 夏の北アルプス,メジャー区間ハイク4DAYS DAY2(双六小屋〜槍ヶ岳〜大天井岳)
2日目は、双六小屋から西鎌尾根を経て槍ヶ岳、そこから東鎌尾根を通って大天井岳でテント泊の予定。
晴れていれば槍ヶ岳を望みながら西鎌尾根を歩けるはずだった。ただこの日はあいにくの天気。ガスって展望きかず、スマホ出すのも面倒で写真も取っていない。黙々と歩いて槍ヶ岳へと急ぐ。急ぐ必要もないのだが・・。西鎌尾根は特に危険と感じるような箇所はなく、すんなりとクリア。
槍ヶ岳山荘に到着するも、目の前にあるはずの槍ヶ岳はガスの中。ということで槍ヶ岳登頂はパス。雨で滑るのも怖いし、もともと高所恐怖症だし。
この時点で、雨に濡れてめちゃめちゃ寒かったので予定変更して下山しようとも考えた。レインジャケットが古いのか防水機能がほとんど発揮されず、インナーが濡れ濡れだった。レインウエアを買い換えないと本気でまずい。
最初は下山方向で考え、とりあえず、東鎌尾根のヒュッテ大槍方面ではなく、降る方面の殺生ヒュッテの方へ歩き出す。高度を下げるとガスも晴れて日差しが少し出てきた!太陽の下、日光浴で衣類を乾かし、じっと停滞すると体温の上昇を感じる。太陽ありがたや。失ったやる気も回復!
それまで下山する気満々だったが、太陽のパワーで回復したので、水俣乗越から東鎌尾根に復帰し、予定通り大天井岳を目指すことに。ただ、一度下げた高度をまた登り返すと思うと少し萎えた。
東鎌尾根に復帰。西鎌尾根と違って、高度感があるはしごがあったり、切れた箇所もあったが、特に問題なし。東鎌尾根からは北鎌尾根も見えた。
ヒュッテ西岳をすぎて大天井ヒュッテに向かう途中。気持ちの良い稜線。
大天荘に到着。行動時間は11時間くらい。小屋からすぐの大天井岳に登る。
ここは一昨年に表銀座縦走した際に小屋泊した経験がある。中は綺麗だしホスピタリティも良くてまた泊まり小屋だった。夜はランプを灯した喫茶が開かれ、スイーツなども楽しめる。
ここのテント場は稜線上にあるので、風の影響をもろに受ける。夜中にテントを飛ばされて内容に入念に固定。飛ばされはしなかったがツエルトがばたつく音がうるさくてあまりよく眠れなかった。テントは三匹の子豚状態。
ツエルトを張り終えたら、小屋で調達したビールと行動食兼つまみのエイヒレとするめを楽しむ。するめは縦走中のタンパク質摂取に欠かせない。軽量だし、夜のつまみにもなる優れもの。
景色は良好。槍ヶ岳も見えた。
夜は星空が綺麗だった。今回の縦走の目的のひとつである鎌尾根歩きは、展望に恵まれずあまり楽しめなかった。今まで歩いたことのないコースで新鮮な気持ちで歩けたのが救い。まあそんな時もある。