2017.7.27-30 夏の北アルプス,メジャー区間ハイク4DAYS DAY1(新穂高温泉〜双六小屋)
今年2回目の北アルプスへ。
表銀座、裏銀座は一昨年、去年に縦走済みだが、槍ヶ岳、穂高はメジャー感が強くて避けていた。
そこで今回の登山はミーハー気分で、①西鎌尾根〜槍ヶ岳〜東鎌尾根のルート、②涸沢にテント泊することを目的にしてみた。
DAY4 涸沢ヒュッテ〜横尾〜上高地
新穂高温泉から入山。あいにくの雨模様。7時20分頃出発。
雨に降られテンション上がらず、黙々と歩いた。11時半頃、鏡平山荘に到着。
道中はこんな感じでガスガス。
13時20分頃に双六小屋到着。双六小屋に着く頃には雨は止んでいたのが救い。適当な場所を選んでそそくさとツエルトを設営。ちなみに後ろのカラフルなウエアは隣の人のもの。
ツエルト設営も終わり、時間もあるので双六岳へと向かう。雨は止んでいたが曇天。
夕食はいつものビバークレーション。簡単で美味しい。
初日は雨模様でテンションも上がらず。明日以降に期待。
2017.7.18-22 折立in室堂out 5DAYS DAY5(劔沢小屋〜雷鳥平〜室堂バスターミナル)
本日最終日。5日目は、朝日を浴びる劔岳を見るため、別山へ。その後テント場に戻って撤収、室堂バスターミナルに下山。
ヘッデンつけて日の出前に別山に登頂。この時点ではガスって展望恵まれず。下の写真は雲に隠れた劔岳。
日が昇ってきた。雰囲気最高。
室堂方面。
朝日を堪能したのでテント場に戻り、撤収、下山。
花。名前は知らない。
新室堂乗越らへん。遠くには富山市街と富山湾が望める。良い景色。
雷鳥平のテント場。多くのテントで賑わっていた。やはり観光地っぽくて苦手。
みくりが池温泉で4日ぶりの風呂に入る。入念に体を洗った。日焼けがめちゃめちゃ痛い。風呂に入って気分爽快。
あとはバス、ロープウェー、電車と乗り継いで富山駅まで。
富山で下山飯に何を食べるか悩んだが、バルバンコでクラフトビールを呑もうと訪問するもあいにく休みとのこと。しょうがないので、富山駅にある白えび亭の天丼と白えびの刺身を食す。結果、非常に満足。特に刺身がうまかった。下山飯のチョイスはいつも悩ましい。
電車の時間まで富山を少し観光。
富山から鈍行で帰宅。途中、直江津で電車の待ち時間が一時間程度あるので居酒屋深雪へ。常連さんしかいなかったが、居心地がよかった。ホスピタリティ最高。時間があればもっと滞在したかった。絶対また来よう。
この縦走の総括
1. miniでも4泊5日の縦走が可能だったが、パッキングを考えるともうワンサイズ大きいザックが良い。
2. 4泊5日の装備でもコースタイムの7〜8割程度で歩けることがわかった。ただ、長丁場になるとだんだんペースが遅くなることも考慮すべし。
3. 燃料はエスビットでもいける。
4. やはり早朝の空気、景色が一番好き。午後になると絶景だとしても感動は薄れる。
5. 雪渓怖い。軽アイゼンがあると安心。
6. 下山飯は超重要。道中のモチベーションと旅の満足感に大きな影響を与える。事前リサーチは欠かせない。
2017.7.18-22 折立in室堂out 5DAYS DAY4(五色ヶ原〜立山〜劔沢小屋)
4日目は五色ヶ原から立山を超えて劔沢小屋まで。
この日も日の出前に出発。早朝の景色。日の昇りとともに変わる景色、空気が好き。
鬼岳付近の雪渓トラバース。写真で見ると大したことなさそうに見えるが、片側が切れ落ちててかなりの急斜面。朝なので雪が締め固まっている。滑落したら無事じゃ済まなそう。引き返そうかと本気で思った。
アイゼンは無いので慎重に丁寧に歩を進める。緊張で体が強ばるのがわかる。高所恐怖症で絶叫マシン系もだめだが、その時の気持ちと似ている。こんな恐怖が続くなら、落ちて楽になりたいなと(その時は結構本気で考えている)笑。
薬師岳方面を振り返る。随分遠くまで来たものだ。
立山周辺に到着。今年は雪解けが遅く雪渓が多く残っているとのこと。立山周辺はアクセスが良いため、人が多く観光地っぽくて少し苦手。ただ景色は良い。
室堂を見下ろす。雪渓と山肌のコントラストが綺麗。奥に見えるのは大日岳と奥大日岳。
みんなの憧れ、劔岳を目の前に。北アルプスの中でも威容は特別、どっしりと荒々しい。やはり劔岳は登るのではなく、遠くから眺める山だなと(高所恐怖症で鎖場やはしご、切れたった崖が苦手なだけ笑)。
本日の目的地、劔沢小屋に到着。11時半頃。劔岳には登らず今日はのんびりと。岩陰にツエルトを張る。ここのテン場は水が冷たくて気持ちよかった。水量も豊富。フラットな場所も多く、劔岳の展望も抜群で、人気のテン場なのも頷ける。
夕飯はビバークレーション。ちなみに今回の縦走ではエスビット(固形燃料)を使用。自分は調理はせず、ドライフードをお湯で戻すだけのことが多いので、湯を沸かすだけならエスビットで充分と感じた。
この日は、朝の絶景、恐怖の雪渓トラバース、立山、劔岳と充足した山行だった。明日は下山するのみ。まだまだ山に居たいような気持ちもあるが、温泉にも早く入りたい。さてどうするか。
2017.7.18-22 折立in室堂out 5DAYS DAY3(薬師峠〜スゴ乗越小屋〜五色ヶ原)
3日目は薬師峠からスゴ乗越小屋を超えて五色ヶ原まで。
日の出前に出発。朝日を浴びながら薬師岳を登頂。早朝の薬師岳からの眺めは最高だった。結局この時が今日のハイライト。やはり誰もいない朝の山が一番好きだな。空気が澄んでいて静かで雄大。
私所有のiphone5Sのカメラが常時曇っているので写真が鮮明じゃないのが残念。実際は感動するレベルの景色と雰囲気。
8時頃スゴ乗越小屋に到着。小さい小屋だが雰囲気が良い。
限定5〜10食の本格的なカレーをいただく(提供は10時からだったが特別に食べさせてもらった。ありがとうございます)。非常に美味しかった。
ここからはスゴ乗越、越中沢岳とアップダウンが続く。日差しも強くかなり疲弊したよ。
こんな感じの急登。
本日の目的地、五色ヶ原が見えてきた。12時半頃。
五色ヶ原山荘到着。小屋の方々がすごく感じの良い人達だった。感じの良い人と話すと穏やかになれるね。自分も感じ良くいたいと思わせてくれる。
そういえばサラリーマン時代、通勤電車内の眉間にシワがよっている人とか、不機嫌そうな人は大嫌いだったな。そういう人たちを見ていると関係ないけどこちらまで嫌な気分になってしまうから。
ここでもカレーをいただく。天気も穏やか、山に囲まれて食べる食事はうまい。良く味わって食べる。半分食べて残りは夕飯に。
テント場の遠景。雪渓でサイトの半分は雪の下とのこと。
到着時には一張しかなかったので、場所は選び放題。といってもフラットな場所は少なく、雪渓からの水がそこらじゅうを張り巡っていた。後から来た人は場所選びが大変だったと思う。
ベンチがあり草木に囲まれたフラットなサイトを確保。
ここで鹿児島から来てるという絵描きの人と出会った。絵を描きながら歩いているとのこと。歩いていい景色があったら絵を描く。そしてまた歩く。そういうのいいね。
テント場周辺の景色。雲の平より秘境感があった。
最初の薬師岳の景色は最高で、それ以降は暑い中のアップダウン連続だった。また次にこのルートを通りたいとは思わなかったな。ただスゴ乗越のカレーは美味しかった。
2017.7.18-22 折立in室堂out 5DAYS DAY2(雲の平〜黒部五郎岳〜薬師峠)
2日目は雲の平〜鷲羽岳〜三俣蓮華岳〜黒部五郎岳〜薬師峠の長丁場。
朝4時半ころテント場を出発。ところどころ残っている雪渓を歩く。
天気は良好。暑いくらい。
順調に歩いて鷲羽岳に到着。2h50mくらい。鷲羽岳は登るよりも遠くから見る方が魅力的な山だと思う。ただ、景色は最高。
三俣蓮華荘でジビエ丼をいただく。うまい。量が多かったので半分はジップロックコンテナに詰めて、後で食べることにした。
装備の軽量化およびザックの容量の関係で、昼食は積極的に小屋を活用する計画。
三俣蓮華岳。
スタートから6h30m、黒部五郎小屋に到着。この時点で結構疲労が溜まっていた。これから黒部五郎岳を登るかと思ったら少し嫌になった。でも頑張る。
黒部五郎は水が豊富。メチャ冷たい。
黒部五郎岳山頂に到着。ガスってて展望に恵まれず。やはり北アルプスは午後になるとガスってくることが多い。
登頂の達成感はあるが、ここから薬師峠まではまだまだ長い。
黒部五郎岳から歩くこと3h、太郎平に戻ってきた。
薬師峠に到着。早速ツェルトを張る。とりあえず寝袋やグランドシートを乾かす。
この日の夕食はビバークレーション。キックトマト味。宣伝どおり早くて軽くてうまい。
前日、雲の平で一緒だった、鹿児島からきているおじさんと東京からきているUL装備の20代女子と仲良くなり談笑。UL女子はなんと8泊9日の予定とのこと。
この日の行動時間は12h、ベリーハードワークトゥデイ!
疲れていたのでよく眠れた。明日もハードな予定。
2017.7.18-22 折立in室堂out 5DAYS DAY1(折立〜雲の平)
初日は、折立から太郎平を経て雲の平まで。
前日はビジネスホテルに泊まり、次の日の早朝、バスで折立まで移動。
天候は曇り時々雨といった感じ。
登山口からしばらく登ると視界がひらけてきた。晴れていたら眺めが良いのだろう。この日はあいにくの天気なので黙々と目的地を目指す。
登山口から2h40mで太郎平小屋に到着。ここから雲の平方面へ。
太郎平から2hほど歩くと薬師沢小屋の吊橋に到着。
雲の平まで直登。ここが本当に急登で結構きつかった。
急登を登りきり、2hほど歩くと雲の平山荘に到着。ガスっているためか秘境感は感じられず。今日はここでテント泊。
事前のリサーチでここの夕食は石狩鍋だというので小屋食にした。
石狩鍋。味噌が効いててうまい。お代わり自由(ただし、無くなるまで)。貧乏性なので腹一杯食べた。小屋の中は綺麗だし、いいところだ。
今夜の寝床。岩陰にツェルトを張る。よく覚えていないが、寒くて寝られないってことはなかった。
日が沈む前くらいに少し空が晴れた。
久々にテント装備を背負っての山歩きだったが、なかなかいいペースで歩けた。
この日の行動時間は休憩を入れて6h40m。コースタイムが10hほどなので7割くらい。
曇りがちで景色は楽しめなかったが、人も少なく、静かな山歩きを楽しめた。
2017.7.18-22 折立in室堂out 5DAYS DAY0(新潟〜富山駅)
夏の北アルプス縦走。初めての4泊5日テント泊。7月17日に富山に前泊、7月18日〜7月22日のウィークデイを選んだ。
ザックは山と道miniしか所有していないため、4泊5日の荷物を容量が25Lのminiに無理やり詰め込む。明らかにザックがパンパンになって、やはりthreeを購入しておくべきだったと少し後悔。
平日のせいか人も少なく静かな山行。初日は曇り時々雨だったが、そのほかは終日好天に恵まれた。好天の平日を選択して行きたい場所に行けるのは、無職の特権だ。
【1日目】
折立・・・三角点・・・太郎平小屋・・・薬師沢小屋・・・雲ノ平・・・雲ノ平キャンプ場
【2日目】
雲ノ平キャンプ場・・・祖父岳分岐・・・祖父岳・・・岩苔乗越・・・ワリモ北分岐・・・岩苔乗越・・・徒渉点・・・三俣山荘・・・三俣蓮華岳・・・黒部五郎小舎・・・中俣乗越・・・北ノ俣岳(上ノ岳)・・・太郎平小屋・・・薬師峠
【3日目】
薬師峠・・・薬師岳山荘・・・薬師岳・・・北薬師岳・・・間山・・・スゴ乗越小屋・・・越中沢岳・・・五色ヶ原キャンプ場
【4日目】
五色ヶ原・・・ザラ峠・・・一ノ越・・・雄山神社・・・大汝山・・・富士ノ折立・・・大走り分岐・・・真砂岳・・・南峰・・・別山乗越・・・剱澤小屋
【5日目】
剱澤小屋・・・別山・・・剱澤小屋(09:50)・・・別山乗越・・・新室堂乗越・・・雷鳥平・・・エンマ台・・・ミクリガ池・・・室堂ターミナル
0DAYは移動日、富山で軽く一杯
富山のきときとの刺身を堪能した。
明日に備えて早く寝る。