山と森で

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Bライフの模様、雑感などを綴ります。小さな暮らしを目指しています。これから開墾始まります。

2017.7.27-30 夏の北アルプス,メジャー区間ハイク4DAYS DAY2(双六小屋〜槍ヶ岳〜大天井岳)

2日目は、双六小屋から西鎌尾根を経て槍ヶ岳、そこから東鎌尾根を通って大天井岳でテント泊の予定。

 

晴れていれば槍ヶ岳を望みながら西鎌尾根を歩けるはずだった。ただこの日はあいにくの天気。ガスって展望きかず、スマホ出すのも面倒で写真も取っていない。黙々と歩いて槍ヶ岳へと急ぐ。急ぐ必要もないのだが・・。西鎌尾根は特に危険と感じるような箇所はなく、すんなりとクリア。

 

槍ヶ岳山荘に到着するも、目の前にあるはずの槍ヶ岳はガスの中。ということで槍ヶ岳登頂はパス。雨で滑るのも怖いし、もともと高所恐怖症だし。

この時点で、雨に濡れてめちゃめちゃ寒かったので予定変更して下山しようとも考えた。レインジャケットが古いのか防水機能がほとんど発揮されず、インナーが濡れ濡れだった。レインウエアを買い換えないと本気でまずい。

 

最初は下山方向で考え、とりあえず、東鎌尾根のヒュッテ大槍方面ではなく、降る方面の殺生ヒュッテの方へ歩き出す。高度を下げるとガスも晴れて日差しが少し出てきた!太陽の下、日光浴で衣類を乾かし、じっと停滞すると体温の上昇を感じる。太陽ありがたや。失ったやる気も回復!

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それまで下山する気満々だったが、太陽のパワーで回復したので、水俣乗越から東鎌尾根に復帰し、予定通り大天井岳を目指すことに。ただ、一度下げた高度をまた登り返すと思うと少し萎えた。

 

東鎌尾根に復帰。西鎌尾根と違って、高度感があるはしごがあったり、切れた箇所もあったが、特に問題なし。東鎌尾根からは北鎌尾根も見えた。

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ヒュッテ西岳をすぎて大天井ヒュッテに向かう途中。気持ちの良い稜線。

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大天荘に到着。行動時間は11時間くらい。小屋からすぐの大天井岳に登る。

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ここは一昨年に表銀座縦走した際に小屋泊した経験がある。中は綺麗だしホスピタリティも良くてまた泊まり小屋だった。夜はランプを灯した喫茶が開かれ、スイーツなども楽しめる。

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ここのテント場は稜線上にあるので、風の影響をもろに受ける。夜中にテントを飛ばされて内容に入念に固定。飛ばされはしなかったがツエルトがばたつく音がうるさくてあまりよく眠れなかった。テントは三匹の子豚状態。

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ツエルトを張り終えたら、小屋で調達したビールと行動食兼つまみのエイヒレするめを楽しむ。するめは縦走中のタンパク質摂取に欠かせない。軽量だし、夜のつまみにもなる優れもの。

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景色は良好。槍ヶ岳も見えた。

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夜は星空が綺麗だった。今回の縦走の目的のひとつである鎌尾根歩きは、展望に恵まれずあまり楽しめなかった。今まで歩いたことのないコースで新鮮な気持ちで歩けたのが救い。まあそんな時もある。