山と森で

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Bライフの模様、雑感などを綴ります。小さな暮らしを目指しています。これから開墾始まります。

ネパール エベレスト街道トレッキング【その6】

 ネパール エベレスト街道トレッキング7〜8日目

 

 

 

トレッキング7日目:ディンボチェ(標高4410m)〜ゴラクシェプ(標高5140m)

いつもより少し早めの朝6時半頃、ロッジを出発。昨日のダルバードがしょっぱくて美味しくなかったので、このロッジで食事は期待できないと判断し、朝食は取らなかった。

 

ディンボチェのロッジを出発して少し歩くと広大な平原になる。道がとても広く、山々に囲まれていて雰囲気が良かった。

村から村へ歩く様はドラクエ感がある。村を出発して、歩いて、次の村に到着したら宿屋に泊まる。これで魔物がでれば完全にドラクエだが、ヤクにしか遭遇しない。

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たまにエンカウントするヤク。

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装備品。GPS時計は2日目で電池が切れて早々にただの重荷と化した。

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川が凍りついている。ツルッツル滑るので要注意。

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9時頃、トゥクラ(標高4620m)という村で休憩。遅めの朝食として(ブランチ?)シェルパシチューをいただく。シェルパシチューは各ロッジごとで味付けや具材が異なるが、基本は野菜が中心で、マカロニやコメなどの炭水化物も少し入っているスープ(と思っている)。体が温まり、不足しがちな野菜が摂取できて、他の料理と違って大量の炭水化物では無いところがグッド。とても美味しいのでトレッキング中のお気に入りメニューになった。

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来た道を振り返る。絶景かな。

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砂に埋もれているが氷河である。クーンブ氷河。

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15時頃、ゴラクシェプ(標高5140m)に到着。ここが最北の村で、これより先に村は無い。本当に僻地、地の果てという感じ。

この村は、岡田准一主演の「神々の山嶺」という映画のロケ地だったらしい。どこかのロッジにサインが飾られているらしいが、自分が泊まったロッジではなかった。

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自分が泊まったロッジ。オフシーズンなので宿代は無料だった。ロッジの人が親切で愛想がよく、良いロッジだった。

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本日のダルバート。ちょっとピンボケ。

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ちなみにダルバートの食べ方は、このようにスープ(ダル)とおかず(タルカリ)とご飯(バート)を混ぜて食べる。ネパールの人は右手で混ぜ混ぜして食べる。混ぜる分量や混ぜ方で食感や味わいが変わる。

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トレッキング8日目:カラパタール登頂(標高5550m)〜チュクン(標高4730m)

 この日は、このトレッキングの目的地、カラパタールを目指す。山頂まではゴラクシェプから登り2時間、下り1時間といったところ。

 

頂上で日の出を見ようと、朝5時半頃ロッジを出発。

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いざ、カラパタールへ。下山後の写真なので明るい

 

標高が高いため酸素が薄く、登りがとてもきつい。呼吸のみに集中して、心を無にする。

 

この時気付いたのだが、口角をあげると鼻の穴が膨らんで、鼻呼吸が楽になる。見た目もにこやかになるので周囲へも好印象を与える。これ以降、この発見した画期的な技を多用してトレッキングを攻略した。皆さんもお試しあれ。

 

この日は風がものすごく強く吹いていて、時には体がふらつくような強風にあおられる。温度計はマイナス10度を示しており、それに加えて風の影響があるので、体感気温はマイナス20度くらいだったのでは無いかと思う。写真を撮ろうと手袋を外すと、すぐに手が死んだ。

 

 

7時半頃、予定通りにカラパタールに登頂!予定外なのは頂上付近でも太陽の光がまだ当たっていないこと。歩みを止めるとさらに寒さが厳しい。

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カラパタール山頂。タルチョがたなびく

頂上からの景色は素晴らしかった。


日の出る方向にはヌプツェ(標高7841m)、エベレスト(標高8848m)が鎮座していた。

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目の前にはプモリ(標高7165m)がそびえ立つ。

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遠くには、クーンブ氷河越しにアマダブラムも見える。

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またまたプモリ。日が当たってきた。

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またまたエベレストにヌプツェ。ようやく太陽が顔をだす。

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頂上には30分ほど滞在。もっと景色を眺めていたかったが、寒さ厳しく下山する。

 

下山中の写真。日が出ているとまた印象が違って良い。

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9時頃、ロッジに到着。空腹をシェルパシチューで満たす。冷え切った体に暖かいスープが沁みてめちゃくちゃ美味しい。食事はほんとシチュエーションが大事。

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身体が温まったところで、10時前にロッジを出発。ディンボチェまで来た道を戻り、そこからチュクンという村まで行く。

景色は依然素晴らしく、全然飽きない。

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16時頃、チュクン(標高4730m)に到着。

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夕暮れが美しい。

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本日のダルバート。疲労とカロリー不足のせいか、腹ペコだったので貪るように食べた。

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つづく