2018.7.31 日帰り縦走、赤岳〜硫黄岳
南八ヶ岳をプチ縦走。
美濃戸山荘〜行者小屋〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜北沢〜美濃戸山荘 という定番のルート。
3年前にも同じコースを辿ったが、その時は行者小屋に泊まっての1泊2日だった。あの頃の登山は全てが新鮮だった。
6時10分、駐車場のやまのこ村に到着。すかさず店から人が出てきて1000円を要求される。夏休みのせいか、平日にも関わらず多くの車が停まっていた。長岡ナンバーをみて少し嬉しくなる。
時計回り、反時計回りどちらでもよかったが、最初に赤岳を登りたかったので南沢から登り始める。
文字通り沢沿いを歩く。行者小屋までハイカーは少なく、静か。沢の音が響く。
1時間ほど歩くと少し視界がひらけた河原に出てくる。目の前に赤岳が拝める。この時点では雲がなく好展望が期待できそうだった(登頂する頃にはガスがかかり天望恵まれず)。ゴツゴツとして荒々しい山肌がかっこよい。
行者小屋を目指す。
7時半、懐かしの行者小屋に到着。疲れていないので休憩せず先へ進む。行者小屋に宿泊した人たちが赤岳方面へ登るので、ここら辺からハイカーが多くなった。
文三郎道から赤岳を目指す。ここからは急な階段やはしごが続く。
なかなか良い宣伝方法だと思った。登山メーカーのマークが階段に打ち付けられている。
急な階段を登る登る。3年前に来た時は、朝早すぎてほぼ暗闇状態で無我夢中で登っていたため、景色や階段の急さに気づかなかった。急勾配で心拍数が上がる。
そういえば昔はGPSウォッチをつけてハートレートモニターつけて、心拍数とか累積標高とか色々確認していたけど、最近は両方ともつけなくなった。ハートレートモニターの締め付けが嫌いだったし、GPSウォッチが腕にないとすごく軽く、それが調子良くてなくてもいいじゃんって。
ハイカーあるあるかもしれないし、またまた自分が自意識過剰なだけな話かもしれないが、登りで人を追い越す時は、余裕な感じで追い越し、その後も速度を落とせない。追い越したのにすぐ追い越されるのはお互い気まずいからね。追い越して姿が見えなくなったら歩を緩め呼吸を整える。ほんと大変。
赤岳とは反対方向の阿弥陀岳。登山道が伸びていてかっこいい。
高山植物。出会った高山植物の名前などを調べた方が登山も楽しめると思うのだが、あまり名前自体に興味がないため、毎回調べずじまい。名前は知らなくとも綺麗と感じればそれでよい。
手足を使って登るような岩場が続く。ゴツゴツした岩場が南八ヶ岳の特徴。
8時20分、赤岳山頂に到着。
山頂からの阿弥陀岳。この頃には東側からガスがかかってきて、好展望とはいえず。
山頂から少し歩いたところにある赤岳天望荘もガスに覆われている。
高山植物2。名前は知らない。歳をとって興味が湧いたら調べよう。
横岳までごつごつした岩場の稜線が続く。
9時20分、横岳到着。
横岳を出発して硫黄岳を目指す。硫黄岳の山容も気に入っている。ドシッとしていて穏やかさもある。
鎖場なんかもところどころに。ただ、今回のルートで身の危険を感じるような場所はないのでご安心を。
硫黄岳に近づいてきて岩場の稜線から砂っぽい地質に変わった。ワラーチの間に小石が入り込みうざったい。
硫黄岳山荘をすぎて硫黄岳へと登る道には、登山道に沿ってケルンが立ち並ぶ。
9時50分、硫黄岳に到着。夏沢方面からのハイカーもいるので、山頂は結構賑わっていた。晴れていれば山頂の脇の爆裂火口が見えるのだが、本日はガスのため見えなかった。
あとは下るだけ。高山植物3。名前は知らない。
10時30分、赤岳鉱泉到着。休憩せず先へ進む。
途中、歩荷の人とすれ違い、ネパールを思い出す。歩荷のバイトは一度やってみたい、割りがいいのか悪いのか。楽しいのか楽しくないのか。
北沢の林道を進み、11時30分に駐車場に下山完了。
3年ぶりに同じルートで登ったが、時間帯、天候が変わると山の印象もだいぶ違って感じた。
日帰りだとどうしてもスタート時間が遅くなってしまうので、天候が安定して空気が済んでいる朝に歩けないのが残念である。
やはり山歩きは、澄んだ空気の中、空が徐々に明るくなって変化する具合を感じながら歩く瞬間が一番である。
以上