2017.7.18-22 折立in室堂out 5DAYS DAY4(五色ヶ原〜立山〜劔沢小屋)
4日目は五色ヶ原から立山を超えて劔沢小屋まで。
この日も日の出前に出発。早朝の景色。日の昇りとともに変わる景色、空気が好き。
鬼岳付近の雪渓トラバース。写真で見ると大したことなさそうに見えるが、片側が切れ落ちててかなりの急斜面。朝なので雪が締め固まっている。滑落したら無事じゃ済まなそう。引き返そうかと本気で思った。
アイゼンは無いので慎重に丁寧に歩を進める。緊張で体が強ばるのがわかる。高所恐怖症で絶叫マシン系もだめだが、その時の気持ちと似ている。こんな恐怖が続くなら、落ちて楽になりたいなと(その時は結構本気で考えている)笑。
薬師岳方面を振り返る。随分遠くまで来たものだ。
立山周辺に到着。今年は雪解けが遅く雪渓が多く残っているとのこと。立山周辺はアクセスが良いため、人が多く観光地っぽくて少し苦手。ただ景色は良い。
室堂を見下ろす。雪渓と山肌のコントラストが綺麗。奥に見えるのは大日岳と奥大日岳。
みんなの憧れ、劔岳を目の前に。北アルプスの中でも威容は特別、どっしりと荒々しい。やはり劔岳は登るのではなく、遠くから眺める山だなと(高所恐怖症で鎖場やはしご、切れたった崖が苦手なだけ笑)。
本日の目的地、劔沢小屋に到着。11時半頃。劔岳には登らず今日はのんびりと。岩陰にツエルトを張る。ここのテン場は水が冷たくて気持ちよかった。水量も豊富。フラットな場所も多く、劔岳の展望も抜群で、人気のテン場なのも頷ける。
夕飯はビバークレーション。ちなみに今回の縦走ではエスビット(固形燃料)を使用。自分は調理はせず、ドライフードをお湯で戻すだけのことが多いので、湯を沸かすだけならエスビットで充分と感じた。
この日は、朝の絶景、恐怖の雪渓トラバース、立山、劔岳と充足した山行だった。明日は下山するのみ。まだまだ山に居たいような気持ちもあるが、温泉にも早く入りたい。さてどうするか。