2018.8.7 曇天ハイク&トレラン、編笠岳〜権現岳〜三ツ頭〜八ヶ岳横断歩道
あの暑かった八月はすでに終わり、秋の気配が漂ってきた。月日が経つのが早い。
八月初旬に権現岳周辺をサクッと登ってきた。もうすでに当時の記憶が薄れかけているが、なんとか思い出して適当に書き起こす。
登山当日は、晴ればかりの日が続いていた中、前日の夜に雨が降り、朝からどんよりとした曇天模様。湿度が高く蒸し蒸ししていた。
観音平からスタートし、編笠山、権現岳を登って、三ツ頭、天女山方面へと下る。その後八ヶ岳横断歩道を通って観音平へと戻るラウンドコース。
どうせ展望は期待できないので、トレラン要素強めのコースを計画。
八ヶ岳横断歩道、三ツ頭らへんのルートは「八ヶ岳スリーピークス」という人気トレランレースのコースの一部なので多分走れるトレイルなのではないかと想定。
ちなみスリーピークスには3年連続エントリーを試みているが、毎年落選している。
2年前に「信越五岳」で100kmを完走してからはトレランの大会に出場しなくなった。100km完走するまでに、20km、50km、70kmの大会と段階を踏んでステップアップしてきた。次は100mile(160km)が目標だったのだが、燃え尽き症候群なのか、環境の変化か、エンジョイレベルに身を落としてしまった。
健康とリフレッシュのために走っているのであって、わざわざ100mile走って身体に最高レベルのダメージを与えることは本末転倒である(という言い訳)。
トレランは大会で走る必要なんてなくて、自分で勝手に走れば良い。高額なエントリー代も不要だ。また、コースは自分で計画する方が楽しいのだよ(という言い訳)。
話を戻し、 6時20分、ガスガスの中、観音平からスタート。ひとっこ一人いない孤独なスタート。(駐めた軽トラに哀愁が漂う)
序盤は、笹が茂った歩きやすい整備されたトレイルが続く。傾斜もきつくなくワシワシと登る。
霧に包まれて、薄暗い森を黙々と歩く。
鹿の食害を防ぐためだろうか、木の幹に黒い巻物が施されていた。
7時20分、押手川に到着。地形は少し開けてフラット。ここら辺一帯は原生林らしく、苔と古びた木がいい雰囲気だった。
時たま、後光が差す。空気中の水蒸気が光に照らされて白く光る。
8時、編笠山に到着。予定通り展望悪し!早々に次へ進む。お次は権現岳。
編笠山から少し下ると、ガスの中、うっすらと浮かび上がる青年小屋。
泊まることはないだろうが、一応テント場チェック。広くてフラット。
青年小屋から編笠山を振り返る。綺麗な円錐形をしている。
権現岳までの道のりは岩場がメインとなり、そこまで危険ではないが、岩場のトラバースなどもあり、飽きずに歩けた。
雲に浮かぶ稜線。いいね。
9時10分、権現小屋に到着。小屋番は水汲みに行ってるので留守とのこと。
9時20分、権現岳に到着。前よりガスが濃くなり、予定通り展望悪し!
展望が恵まれないとわかっているのになぜ山に登るのか。なぜだろう。わからない。
権現岳を過ぎたらあとは下り基調。視界不良のまま八ヶ岳横断歩道の分岐まで下る。雨と霧で濡れた笹や下草が足をびちょびちょにしてとても不快だった。
長い下りを下ること約1時間半、11時頃、八ヶ岳横断歩道の分岐に到着。
八ヶ岳横断歩道は、想定通り走りやすく整備されたトレイルでトレランに適したコースだった。ただ横断歩道という可愛らしい名前とは裏腹に、結構な登り下りが連続してなかなかハードだった。登りも走ろうと思えば走れるレベルの傾斜なのでトレーニングに最適。
路傍に落ちていた動物の骨と思われる物体。背骨?
12時半、八ヶ岳横断歩道内にある三味線の滝に到着。1時間半走って汗かいた体をリフレッシュ!
ワラーチだとそのままドボンも可能、足も洗えるよ!冷たくて気持ち良い。ただこの後もまだ走るのでまた足は汚れるよ!
三味線の滝から30分ほど走り、ゴールの観音平に到着。
久しぶりに全身に疲労を感じるぐらい走った。だいぶなまった。今から100mile走るには準備に一年はかかりそう。走らないけど。
以上