2017.8.19-22 大雪山系縦走記 4DAYS DAY1(新潟〜小樽〜旭川〜黒岳)
北海道の大雪山系を縦走してきた。北海道の山は初めてである(北海道自体は学生の頃の修学旅行で来たことがある)。最終日を除き、天気に恵まれ雄大な北海道の山を堪能した。でっかい山域、どこまでも続く縦走路、群生するお花畑、藪漕ぎなど、見所満載。
ちなみに北海道の山での水場はエキノコックスの恐れがあるので基本的に煮沸か浄水が必要。夏の終わりだと雪渓の雪解け水が枯れている場合もあるらしい。水不足に陥りたくないので、水は登り始め時点で4リットル担いだ。
DAY0 新潟港〜小樽港(フェリー)
DAY1 層雲峡〜黒岳〜黒岳石室
DAY2 黒岳石室〜白雲岳〜忠別岳〜化雲岳〜ヒサゴ沼避難小屋
DAY3 ヒサゴ沼避難小屋〜トムラウシ山〜オプタテシケ山〜美瑛富士避難小屋
縦走の規模:水平移動距離約60km、累積標高約5000m、標準コースタイム38時間
初日は、層雲峡からロープウェイとリフトを駆使して7合目まで高度を稼ぎ、そこから2時間かからずに黒岳石室という予定。とってもイージー。
まず目指すは遥かなる北海道。フェリーで新潟港を出発。18時間かけて小樽港を目指す。運賃は安いが時間がかかる。暇な人間の特権だ。飛行機より旅感が強い。
フェリー内は綺麗で、レストランや軽食喫茶、売店、風呂もあり、退屈しなかった。メインホールではビンゴ大会も(もちろん積極的に参加、残念ながら当たらず)。天候がよかったのか船の揺れも気にならず、快適な船旅だった。景色は基本海だけなので楽しめない。たまに陸地が遠くにぼんやり見える。
夕食はレストランで軽く一杯。とんかつと塩辛とナスの煮浸し、ビールはもちろんサッポロクラシック。味は普通、値段は高めとコスパは良くない。フェリーを楽しむなら、アルコールやつまみ類を持ち込んだ方が良いことを学んだ。(帰りのフェリーでは小樽市場の惣菜を買って楽しんだ。)
4:30小樽港に到着。とりあえず小樽運河。誰もいない。一般的観光地には興味ないので素通り。
小樽駅からJRで札幌駅へ。札幌駅から高速バスで旭川まで移動。
旭川駅は大きくて非常に綺麗だった。観光案内所も充実している。イオンも隣接しているがおしゃれな感じだった。
まだまだ移動は続く。旭川駅からバスで層雲峡へ。
12:30に層雲峡に到着。小樽港からのここまでの所要時間8時間!新潟港から考えると26時間!まあ時間は有り余っているから問題ない。アイディアは移動距離に比例するby高城剛(ハイパーメディアクリエイター)
ロープウェイとリフトを乗り継いで登山口まで。
登山口到着。ここからサクッと黒岳を登り、黒岳石室を目指す。黒岳はロープウェイで簡単に登れるので、登山装備でない観光客や子供づれなどが多かった。
黒岳石室に到着。今回の縦走では基本的に避難小屋を使う予定。小屋が混んで泊まれない時のことを考え、念のためツエルトも携帯した(結局一度も使わなかった)。大雪山系が混雑するのはお花畑が見頃のお盆前までとのこと。静かな山歩きを楽しみたい自分にとってはちょうどよかった。
美女歓迎らしい。美女ではないが今日は泊めさせてもらおう。
テント場は大混雑。最終的に登山道の脇に張っている人達もいたくらい。黒岳は気軽で人気なのを再認識。
初日の今日はほぼ移動のみ。まだ北海道らしさは味わっていない(サッポロクラシックは飲んだが)。明日が楽しみ。