山と森で

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Bライフの模様、雑感などを綴ります。小さな暮らしを目指しています。これから開墾始まります。

【土地探し】求める土地の条件

Bライフ実現のための第一ステップとして、小屋を建てる土地を探す必要がある。

 

私が探す土地に挙げる条件は以下の通り

 

①森林に囲まれていること

やはり譲れないのが森林。ソローの「森の生活」を読んだことが小屋暮らしを志すきっかけの一つになった身として、人里離れた森の中での暮らしは憧れであり必須条件。

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森林があることによって、得られるメリット(希望も含まれる)は、目の保養、木漏れ日、四季の変化、野鳥、小動物との戯れ、新鮮な空気、静謐な時間による精神の安定、薪の材料確保など。

森の生活〈上〉ウォールデン (岩波文庫)

森の生活〈上〉ウォールデン (岩波文庫)

 

 

②水が確保できること

人間が生活する上で必要なライフラインに、水、電気、ガスが挙げられる。電気は電化製品を多く持つ予定はないので太陽光発電で十分と考えている。ガスは、カセットコンロかロケットストーブ、かまどなどで対応する。

 

電気とガスは無くても死にはしない。無いとただ不便なだけだ(もちろん生活するという面では必要)。水は生きていく上で必須であり、長期的かつ安定的に確保できる環境が望ましい。極端なことをいえば、水さえあれば生きていける。

水の確保方法には、水道を引く、井戸を掘る、沢水を引く、雨水利用などが考えられる。

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③日当たりが良いこと

太陽光発電で電気を賄う予定なので日当たりは重要である。また、畑などで食糧の自給やってみたいので、太陽の光は必要。小屋の湿気対策にもなろう。

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思春期を新潟で過ごし、就職してからは東京で生活していた身として、日照時間は人間性にも影響を与えることを実感している。両者の大きな違いは、1年間の日照時間である。2014年の統計では、東京の年間日照時間は2104時間で47都道府県中14位。かたや新潟は1764時間で40位である。その差340時間、日数に換算すると14日、あれ?思ったほど差が無い。

が、しかし体感としては大きな差があり、新潟の冬で晴れの日は1日も無いといっても過言では無い。常に雲が空を覆ってどんよりとしている。これでは精神が不衛生になりやる気も削がれる。人間、太陽光を浴びるだけで幸せな気持ちになり、行動的になるものだ。

 

④平坦な土地であること

小屋建築にしても畑を耕すにしても傾斜地だと何かと不便だ。格安の山林となると、それなりの広さを有する平坦地はなかなか無いのではないか。重機があれば良いが、自力で造成するのは大変なのでできれば平坦地が望ましい。 

 

⑤予算150万円以内、坪単価1万円程度までが目安

予算については色々考えた。予算が大きいほど条件の良い土地が見つかりやすいし、予算を絞れば、選択肢も狭まり、妥協せざるを得ない点も出てくるであろう。もちろん現在の貯金額から無理のない範囲で予算は設定しなければならない。

 

始める前からこう考えるのもなんだが、土地を購入したあとで気が変わって小屋暮らしをやめたくなったとしても、投資した金額が小さければ諦めもつきやすく、次への行動に移るハードルも低くなる。また、土地150万円、小屋建設費50万円の計200万円とすれば、新車購入程度の金額だし、これで家賃やローンの心配がない人生を送れると考えれば安いもの。

その辺の気軽さを含めて、土地購入予算はとりあえず150万円に設定してみた。

 

⑥それなりの広さを有すること(150坪以上)

「自給農業のはじめ方」という本によれば、自給用の土地は5アールあれば十分すぎるほどとのこと。1アールは約30坪なので、5アールは150坪。したがって、最低150坪は欲しい。あとで何か設置したい、畑を広げたい、小屋じゃなく大きな家を建てたいと思うかもしれない。なので、土地は広いに越したことはない。あとは予算との兼ね合い。

農家が教える自給農業のはじめ方―自然卵・イネ・ムギ・野菜・果樹・農産加工

農家が教える自給農業のはじめ方―自然卵・イネ・ムギ・野菜・果樹・農産加工

 

この本は、自給農業のやり方や鶏の飼い方がかなり具体的に書かれており、とても参考になる。

 

条件は整理されたので、あとは本気で探すだけ。考えてばかりでは何も進まない。行動してわかることもあろう。