ネパール エベレスト街道トレッキング【その2】
ネパール エベレスト街道トレッキング初日。DAY1。
今日はシバラヤからセテまで歩く予定。
朝早く宿のご主人にチベタンブレッドをつくってもらう。早く歩きたかったので、キッチンペーパーに包んでもらって行動食にした。チベタンブレッドは薄いパン生地をサクッと油で揚げたものらしい。揚げたては美味しそうだったが、行動食にしてしまったので、食べる頃には冷え切っていた。それでも十分美味かった。
朝7時頃ロッジを出発。あたりはまだ少し薄暗く、肌寒い。空気がとても澄んでいて爽やかだった。
今回のトレッキングコースは、観光客にとってはトレッキングルートだが、現地住民にとっては生活道となる。学校にいく子供達や、荷物を運ぶポーター、ヤクや牛といった動物など、現地住民が普通に利用しているような道を歩くのである。
現地住民の生活を垣間みながら歩けるのでとても面白い。畑仕事や家の修理、子供の世話、洗濯など、大人から子供まで何かしらの仕事をしている。
トレッキングコースには基本的に1、2時間歩くごとに集落や村が存在している。どの村でも一軒くらいはロッジ兼レストランがあるので、そこで休憩したり、宿泊したりといった感じで歩いていく。
トレッキング中は朝起きて、歩いて、ご飯食べて、また歩いて、眠る、というとてもシンプルな生活だった。これがとても心地よかった。
マニ石といって経文やマントラが書かれている。歩くときは右回り(時計回り)で通過する。
タルチョ。青・白・赤・緑・黄の5色で構成されていて、願い事や経文が書かれている。風になびくたびにそれが読まれたことになるらしい。
デオラリ峠を超えた先にあるバンダールという村は、雰囲気が良くて印象に残っている。太陽が降り注ぎ、畑が広がり、小川が流れ、樹木が木陰を形成し、牛やヤクがたむろする。なんというかとても牧歌的でのどかだった。こんなところで暮らしたいと思った。
吊り橋はトレッキング中なんども渡ることになる。
3時過ぎにキンザという大きめの村に到着。ミルクティーとココナツビスケットでしばし休憩。
このココナッツビスケットはどこにでも売っていて、標高によって値段は変わるが30〜100ルピーととても安いのに、一袋500カロリーもある行動食にはうってつけのお菓子。とても美味しくて、小分けにして食べようと毎回思うが、自制が効かず最後まで食べてしまう悪魔的食べ物。トレッキング後半になると、栄養面を考えリアルフードを食べた方がいいと思ったので買うのを我慢した。
キンザから本日の目的地セテまで登りがつづく(キンザの標高1620mでセテは2575m)。ここの登りはしんどかった。
セテはとても小さな村だった。ロッジは見たところ3軒くらいあったので、見て回るもそのうち2軒はオフシーズンなのでクローズしているようだった。しょうがないので最後の一番オンボロそうなロッジに泊めてもらう。
ロッジはオンボロだったが、主人のおじいさんがとてもいい人でホスピタリティに溢れていて居心地が良かった。
汗をかいたので衣類を洗濯した。洗濯といってもたらいに水を貯めて足で踏むだけ。西日で乾かすも半乾きにしかならなかった。無理矢理着て体温で乾かした。
部屋の窓から夕日を眺める。ボロい窓がいい雰囲気。
夜ご飯はダルバード。食堂は小さな蛍光灯しかないのでとても暗い。
食後は、同じく宿泊していたアメリカ人のハナという女性とロッジのおじいさんと歓談。おじいさんがおしゃべりで、同じ話を何度もするタイプの人っぽいが、陽気で楽しませてもらった。
ハナという名前はミドルネームで、おじいさんが日本人らしく兄弟みんな日本ぽいミドルネームを持っているのだそう。お互いアルトラのシューズを愛用しているというので意気投合した。パシフィック・クレスト・トレイルも去年踏破したとのこと。
おじいさんの名前も聞いたが、長過ぎて部屋に戻る頃にはもう忘れた。
部屋に戻ってもやることもないので、今日も8時過ぎに眠りにつく。
つづく
ネパール エベレスト街道トレッキング【その1】
初めての海外トレッキングはネパールへ。
場所はヒマラヤ山脈、エベレスト街道と呼ばれるエベレストベースキャンプが目玉のトレッキングコース。
エベレスト。
世界で一番高い山。ネパール現地の言葉でサガルマータと呼ばれる。このトレッキングコースは、エベレストを含む7000〜8000m級の山々に囲まれながらトレッキングを楽しむことができる。
このエベレスト街道とその近辺を14日間かけてトレッキングしてきた。
12〜2月は厳冬期でオフシーズンにあたるということで、出発前は積雪や寒さを心配した。実際行ってみると、積雪や降雪はほとんどなく、寒さについても、陽が落ちる朝晩はめちゃくちゃ寒いが、陽が出ている日中はポカポカ暖かい。歩いていると暑いくらいだった。
オフシーズンなので、トレッカーも極めて少なく、とても静かに歩き旅を楽しめた。
エベレスト街道のアクセス方法
ネパールの首都カトマンズからエベレスト街道へのアクセス方法は主に3つある。
①飛行機でルクラまで行く
②路線バスでジリまで行き、そこから歩き始める。①よりもプラス6〜7日必要
③ジープをチャーターして、サレリまで行き、そこから歩き始める。①よりもプラス2〜3日必要
たいていの人は①を利用。
②でいく場合、ジリ〜ルクラ間を6〜7日間かけて歩く。里山をのんびりトレッキングという感じで、エベレスト目当ての観光客や時間がない人は歩かないエリアなのでトレッカーが少ない。
また、飛行機でルクラまで行くには片道172ドルかかるが、路線バスでジリまで行くのは片道600ルピー(6ドル程度)となり、大幅な節約が可能となる。
というわけで、時間がある、お金を節約したい、静かなトレイルを歩きたいという自分のニーズにマッチした②の方法でアクセスすることにした。
カトマンズ〜ジリ 路線バスの旅
朝5時ころ、ホテルを出て、路上にたむろしている野犬をかわしながら、前日に下調べしておいたバスパークに向かう。到着したバスパークでジリ行きのバスを探すも、あたりはまだ薄暗く、そしてあまりにもバスが多すぎて、状況を把握するのすらめんどくさい感じだ。
しょうがないので、そこらへんにたむろして朝のティータイムを楽しんでいるネパール人に「ジリ?」「ジリ?」と声をかけまくる。そのうち、一人の怖そうなお兄ちゃんが「ジリ?ついてこい」って言うので、不安ながらもついて行くと、ちゃんとジリ行きのバスに案内される。なんでも自分のバスらしい(実際、彼はジリまでずっと搭乗し、乗客の集金やパンクの修理、タイヤ交換などを一手に担っていた)。無事、座席を確保して出発を待つ。外国人は自分のみ。
暗闇。バスの数が尋常じゃない。
案内された、多分ジリ行きのバス。
六時半か七時ころようやくバスが出発。途中、休憩を挟みながら15時頃ジリに到着する。
ここでバスがジリに到着するまでに起こった出来事及び現象を列挙する。
・ザックを預ける場所がないので、常に膝の上でつらい。→のちのち、バスの揺れに対して、ザックの重みを利用し自分の体が浮くことを防ぐ有効な手段となった。
・窓開けっ放しの奴がいて、とても寒い。そして砂埃めっちゃ入ってくる。
・自分周辺の窓はちゃんと閉めるのだが、ロックができないため、バスの振動で徐々に空いてくる仕様に。寒いと思ったらいつのまにかフルオープンになっている自動ドア状態。定期的に閉めるも後々どうでもよくなってくる。
・自分の座ったリクライニングシートがバカで、徐々に倒れていく仕様。20分に一度はレバーをひいて元に戻さなければいけない。→途中で座席移動した。
・道路が未舗装なので、めちゃくちゃ揺れる。飛び跳ねて頭を天井に打つレベル。特に後部座席は要注意。→バカなリクライニングシートを避けるため、空いていた後部座席に移動したがこれが大失敗。
・前の男が酔って窓の外に向かってゲロを吐く。吐いたあと、こちらに向かって笑顔で「OK」と言ってきた。なんのこっちゃ。
・ぬかるみにタイヤを取られ30分立ち往生。通りすがりのトラックに牽引してもらって窮地を脱出。
・しばらくすると今度はタイヤがパンク。交換作業、タイヤの修理などで1時間以上タイムロス。
色々なハプニングがありながらも無事ジリに到着。
シバラヤ到着
ジリからさらにシバラヤという村まで路線バスがでているというので、日程短縮のため、今日中にシバラヤにいくことにした。
またまた、同じような路線バスに揺られながら1時間半程度でシバラヤに到着。
シバラヤはのんびりとした静かな村という印象。
村には数件のロッジがあったが、なんとなく良いなと思ったところをチョイス。
ブラックティーで体を温める。
夜ご飯はダルバート。ちなみにトレッキング中は毎晩ダルバートを食べることになる。
明日に備えて、8時過ぎの早めの就寝。標高1800mくらいの場所だが、夜は結構冷えるなと感じた。
ちなみに宿代100ルピー、ダルバート350ルピー、ブラックティー50ルピー。
(1ルピー≒1円)
ネパールのロッジは、宿代がとても安い代わりに、必ずそのロッジで食事を取るシステムになっている。部屋はベッドと布団のみのシンプルな作りで、シャワー、トイレなどは共同となっている。
つづく
ベトナム旅行 グルメ編
ベトナム旅行で美味しかった食べ物などを紹介。
<生春巻き>
定番。ベトナムではゴイクオンという。あっさりしてておやつ感覚で食べられる。場所によってライスペーパーが乾ききっていたりと当たりハズレがある。
ベンタイン市場の中で食べた。
<フォー>
こちらも定番。コメの麺でスープはさっぱりしてて美味しい。牛、鶏など色々な種類の具がある。香草なども一緒に出されるので入れて混ぜて食べる。卓上調味料で味を変えたりも可能。卓上には基本ヌクマム、ライム、唐辛子などが常備。
牛肉のフォー。ここは現地民で大人気のお店だったが、本当に美味しかった。ベトナムでは現地民で混んでいる店はほんとうにハズレがない。安くてうまいところばかり。逆にガイドブックに乗ってたり、観光客相手の店はイマイチだった。
ここも地元の人気店。メニューは牛肉のフォーのみ。もちろんうまい。
朝7時くらいだが大人気。
<コムビンザン>
コムビンザンといって、日本で言うところの大衆食堂。コムはベトナム語で米の意味。店頭におかずが並んでいて、食べたいものを指差しでチョイスするとワンプレートにご飯と一緒に盛ってくれる。見た目で料理を選べるので間違いがない。
野菜のおかずや肉のおかず、店によっては魚介も並ぶ。お店によってご飯がコムタムといって割れ米の場合があって、これが普通の米よりも軽い食感でおかずの汁が染み込みやすく美味しかった。
豚の角煮がとてもうまくて何度も食べた。豚をヌクマム(魚醤)とココナッツなどで甘辛く煮てあって、ご飯がめちゃくちゃ進む。
右下の土鍋はカーコートといって、淡水魚を甘辛く煮た家庭料理。これもめちゃくちゃ美味くて、あれば必ず頼んだ。日本での鯖の味噌味的な立ち位置と思われる。
<バインミー>
フランスパンに香草、野菜、パテ、肉などを挟んだもの。ファーストフード的な食べ物。店によって具材や味付けが全然違ったり、フランスパンのクオリティも大きく違う。
<カオラウ>
ベトナム中部の都市、ホイアンの名物。うどんのようなコシのある麺に少量の味の濃いスープを混ぜて食べる。具材は豚肉、揚げたライスペーパー、もやし、香草。同じ麺類だがフォーと全然違う。伊勢うどんがルーツだとか。
<ミークアン>
ベトナム中部の都市、ダナンの名物。カオラウと似ているが、こちらはきしめんのような平たいコメの麺。揚げゴマ煎餅みたいなのが添えら、割り入って食べる。
<ブンチャー>
ベトナムのつけ麺。つけだれの中に炭火で焼いた肉が入っており、そこにブン(コメの麺)をつけて、香草などと一緒に食べる。
この店はオバマ前大統領が訪れたことで有名。メニューにはオバマコンボ、店内にはオバマの写真がたくさん飾ってあり、オバマアピールがすごい。
<ソイ>
もちもちしたお米でおこわみたいな食べ物。ベトナムの家庭料理。
下の店はソイガーの専門店で、その名もソイガーナンバーワン。ソイはおこわ、ガーは鶏肉の意味で、おこわの上に鶏肉がのせてある。フライドガーリックが良い食感でとても美味しかった。
違う店のソイ。具沢山。ベトナムでミックスや色々な種類が入っていることをタップカムという。色々な味を試したいときやメニューに迷ったらタップカムと言っておけば場間違いない。発音も結構通じるので旅行の後半はタップカムを連発した。
<チャオ>
ベトナムのお粥。これもタップカムにした。鶏肉やら内臓やらがゴロゴロ入っていた。日本のお粥とは違った独特の風味やダシが効いていて、あっさりしていてとても美味しかった。
<チャーカー>
ハノイの名物で、白身魚の油鍋。白身の淡水魚をカレー粉で炒めたものを、油が入った鍋で香草やブンと一緒に少し煮込んで食べる。18万VDN(約900円)とベトナムでは高級料理に属する。油を大量に使っているが意外にあっさりしていて美味しかった。が、値段以上の価値は見出せず、コスパは良くない。
<バインセオ>
これもベトナムでは有名な料理で、ベトナム風お好み焼きと呼ばれているが味は全く違う。生地の中にはもやしや豚肉などが入っていて、生地ごと香草やライスペーパーで巻いて、ヌクマムなどにつけて食べる。
<ビアホイ、ビア>
ベトナムはビールが大変安い。屋台やレストランで頼んでも瓶ビール1本大体75円〜150円くらいで飲めちゃう。旅行中は毎日飲んでいた。
さらに安いのがこのビアホイ。一杯30円〜50円と以上に安い!街中にある屋台酒場のようなところで出される自家製ビールなのかな多分。味は薄く、アルコール度数も3〜4%くらい。
ビアサイゴンと空芯菜の炒め物。ガーリックが効いてとても美味しい。つまみにも合う。
<チェー>
ベトナムスイーツ。甘く煮た豆や芋、フルーツ、寒天などの具材を合わせて食べる。温かいものと冷たいものがある。甘くて美味しいのにとても安い。具材や店によるが、大体75円〜150円くらい。
持ち帰りというとこんな感じでパッキングしてくれる。
おしゃれなチェー屋さんで食べたドリアンのチェー。初めてドリアンを食べたが美味しかった。
ホットチェー。ぜんざいのような感じ。肌寒いハノイの夜に食べるとあったまって良い。ただ甘すぎる。
ベトナムは安くて美味しいものがたくさんあり、食には困らない。お腹を下したのは1回だけ。
以上
ベトナム旅行 観光編inハノイ
ホーチミンよりも落ち着いた街並みで客引きなども少ない。古い町並みも残っていて散歩していて楽しい。ハノイよかった。
- <ハノイ大教会>
- <ホアンキエム湖>
- <ゴックソン祠>
- <セラミックロード>
- <ドンハー門>
- <タンロン遺跡>
- <ハノイ駅>
- <文廟>
- <ホアロー収容所>
- <ベトナム民族学博物館>
- <水上人形劇場>
- <そのほか>
- <帰国>
<ハノイ大教会>
<ホアンキエム湖>
街の中心部にある湖。早朝にランニングや体操する市民の姿が見られる。市民の憩いの場。井の頭公園的な感じ。
夜になるとライトアップされる。
ランニングしてたり、バトミントンしてたり、独自の体操している人たちが大勢。ベトナム人は早朝や夕方になると運動や体操をする人が多く、健康意識が高い。
週末になると歩行者天国になって多くの人で賑わう。
パフォーマンスなどもたくさんやっていて歩いていて飽きない。
これは学生によるダサい踊り。
よくわからない遊び。
縄跳びもあるよ。飛び入りOKらしい。
どこかで見たようなゆるキャラが闊歩していたり。
<ゴックソン祠>
ホアンキエム湖に浮かぶ祠。ホアンキエム湖伝説の大亀や、関羽、チャン・フン・ダオが祀られている。特に見所があるわけではない。
<セラミックロード>
4kmほどある陶器によるモザイク壁画。ギネスに登録されている。一見の価値あり。
<ドンハー門>
1749年に建てられた旧ハノイ城の城門。
<タンロン遺跡>
11〜19世紀まで栄えたベトナム王朝の城。世界遺産に登録されている。
現在も発掘作業中。
<ハノイ駅>
ホーチミンまでの所要時間31〜35時間!
<文廟>
学問の神様、孔子が祀られている。1070年建設。1076年にベトナム初の大学が設立され、その後700年の間、多くの学者や政治指導者を輩出してきたらしい。
<ホアロー収容所>
ベトナム戦争時代の捕虜収容所。最大で2000人が収容されていた。中は薄暗くて不気味な雰囲気。ギロチンや独房などが残って展示されていて、結構ショッキング。
ギロチン。
分厚い壁。
<ベトナム民族学博物館>
ハノイ中心街から少し離れたところにあるベトナム民族学博物館。ベトナムは多民族国家で54の民族がある。各民族の風習や祭礼が細かに展示されている。図解や模型、実際の生活道具、ビデオなどが充実していて視覚的でわかりやすく、期待していなかったけどめちゃめちゃ楽しめた。
トーテムポール的なもの。
ベトナムを構成する54の民族。
自転車に、魚をとる罠をくくりつけて商売してたよっていう展示。
狩猟採集の道具とか、楽器とか、布とか、祭礼用のお面などなど。見所満載。
屋外には、各民族の生活住居が移築されている。これもとても興味深くて面白い。地域によって色々な特徴がある。これからの小屋作りの参考にもなった。
横長の小屋。
屋根が馬鹿高い高床式の小屋。
<水上人形劇場>
ベトナムの伝統芸能。民話、習慣、伝説、民族的な話が、ベトナム楽器による演奏とともに、水上で人形を用いて演じられる 。動きがコミカルで、言葉はわからずともニュアンスは伝わってくるのでなんとなく楽しめる。上映時間も40分と適度に短いのでおすすめ。
演者さん。
人形。コミカルでしょ。
<そのほか>
ベトナムは日本と違って子供がたくさんいた。元気があってよろし。
旧市街といって古い町並みが残るエリア。
旧市街は、問屋的な専門店が各通りに立ち並んでいる。服、靴、金物、おもちゃ、お菓子、木材などありとあらゆるものが勢揃い。
ベトナムは路上でなんでもやる。
青空セパタクロー。
青空散髪。
青空包丁研ぎ。
ベトナム人のバイク所有率、大人は100%を超えているらしい。
積載能力高すぎ。
ベトナムのエンターテイナー達なのかな?ものまね王座決定戦みたい。
夜のハノイ。
<帰国>
ハノイも十分満喫したので帰国。早く帰りたいような、まだ滞在していたいような気分。帰りも格安航空券で。ジェットスターパシフィック。
寝ていたらあっという間に関西国際空港到着。マリオやリンクが出迎えてくれた。
日本の清潔さに安心感と感動を覚える。また、そのうち慣れると思うが、歩いている人たちは皆元気がなく暗くみえた。
一旦外に出ることで、中の良さ、悪さを客観的に見ることができることを実感。
おわり
ベトナム旅行 観光編inハロン湾
ハロン湾は、海面に大小さまざまな奇岩が静かに浮かぶ景勝地。「海の桂林」とも呼ばれていて、世界遺産に登録されている。
ハロン湾を楽しむため、1泊2日のクルーズツアーに参加。船上で一泊するので、日帰りでは見れない朝日や夕日が見れるところに魅力を感じた。(曇ってて結局見れなかったけど)
ツアー参加者は寡黙なフランス人の男2人、陽気なマレーシア人のおばさん3人、アメリカ人カップル、かなり太っていて紙タバコばかり吸っている不健康そうなスペイン人男性、アクティブな若いオランダ人女性、自分の計10人。
ハロン湾はハノイからバスで約3時間ほどの道のり。ハロン湾についたら小型ボートに乗ってクルーズ船に乗り込む。
船の中。シャワー、トイレ付きで結構快適だった。
船上デッキがあってのんびり景色を楽しめる。
少し曇り気味だったが雄大な景色を楽しめた。のんびりするっていいね。
途中で立ち寄ったスンソット洞窟。かなり大きな鍾乳洞。
年齢によって似合うパールのサイズがあるんだって。年取るほどでかいパールがいいとのこと。
カヤッキング体験。小一時間程度、ハロン湾内をカヤックで回ることができた。頑張ればスピードも出るし、水面から見る景色もクルーズ船と角度が違って良いし、結構楽しかった。ただ、ズボンはびしょ濡れになったけど。
アクティブオランダ人女性と一緒にカヤッキング。
夜は、みんなでカラオケ大会、生春巻き作り、魚釣りなどを楽しんだ。魚は全く釣れず。
今回のツアーでは、マレーシア人のおばさん3人組と、オランダ人女性と仲良くなった。ハロン湾は景色はもちろん素晴らしかったが、異文化交流できたことも思い出となった。ツアーもなかなか良いなと。
ただ、自分の英語力の無さを改めて実感した機会でもあった。聞き取れなくて会話の流れを阻害したり、愛想笑いでごまかしたり、気の利いた一言を思いついたのに英語に直せないので喋るのをやめたり。英語力があればもっとスムーズなコミュニケーションができ、仲良くなれたと思うと勿体無い。
TOEICの勉強しててもスピーキングはできるようにならんな。知ってたけど。
ベトナム旅行 観光編inホーチミン
ホーチミンはベトナム南部に位置するベトナム最大の商業都市である。ベトナム戦争終結まではサイゴンと呼ばれていた。
到着編
格安航空券のため、ホーチミンのタンソンニャット空港には深夜1時着となる。そこから、両替、SIMカードの契約などをしているとたちまち深夜2時になった。バスは5時から営業なので、それまで待とうかと考えたが、時間も勿体無いので仕方なくタクシーで市内を目指す。
新しく訪れる国は全ての光景が新鮮に見えた。同時に詐欺やぼったくりに合わないよう必要以上に警戒していた。知らぬ間に頑丈なATフィールドが構築されていたと思う。
ぼったくられないようビクビクしながら、運ちゃんとの会話もそぞろにタクシーで市内へ。深夜到着なのでホテルは予約していない(今思えば、24時間チェックイン可能なホテルばかりなので予約しておけばよかった)。とりあえずバックパッカーが集まる通りで降ろしてもらう。
深夜3時にもなるのだが、酒に酔った現地人、欧米人がふらついて騒いでいたり、10m歩けばすぐに声をかけられるマッサージの客引きやバイクタクシーのおっちゃんなど、慣れない異国の地の洗礼に身の危険を感じて、サイゴン川のほとりのベンチで夜明けを待つことにした。(慣れてきたら普通の光景になるのだが)
ベンチでしばし休息を取っていると、見た目18歳くらいの少女(のちに25歳であることが判明)が隣に座ってコミュニケーションを図ってきた。英語はほぼ通じず、翻訳アプリを使ったたどたどしいやりとりが少し続く。
最初は、現地民が興味本位で外国人にコンタクトしてきたのかと思った。が、どうも様子が違った。途中から「ブンブン」という謎のワードを発しながら股間に手を伸ばしてくる。ブンブン??
異国の地での想定外の歓迎に、またまた身の危険を感じたため、彼女にその意思はないことを示し、安住の地であった川のほとりのベンチを泣く泣く離れた。
後で調べてわかったのだが、こちらではブンブン=本番らしい。もちろんこの時はノーブンブンだ。
そうこうしているうちに夜が明けて来て、街は朝を迎える。すでにヘトヘト。眠い。
市内観光編
<統一会堂>
ベトナム戦争が終結した場所。ベトナム戦争時は司令室や暗号解読室などに使用されていた。現在は国賓を迎える時や会議に使用しているとのこと。
ご立派な建物と調度品だった。クーラーが効いていてずっと滞在していたかった。
<戦争証跡博物館>
ベトナム戦争の歴史を遺物や写真で紹介されていた。枯葉剤の影響や、爆撃の様子など衝撃的な写真が数多くあった。胸が痛む。
<中央郵便局>
フランス統治時代の建築文化財。
<サイゴン大教会>
大きな教会。感想は特になし。
<ベンタン市場>
大きな市場。所狭しと商品が並ぶ。食材から雑貨、洋服までなんでもある。
ナッツ類。安かった。無難なお土産として人気らしい。
クチ、メコンデルタ 1dayツアー編
現地旅行会社のツアーに参加。英語によるコミュニケーションに疲れていたので、ちょっと割高だが日本語可能のガイドをお願いした。ツアーは、クチとメコンデルタを一日で回る内容。二人組の日本人女性と3人で回った。
<クチ>
ベトナム解放民族戦線によって掘られた複雑で長い地下トンネルがある。その全長は200km以上。トンネルの中で生活できるよう炊事場なども完備している。
穴に入って隠れる。
そのほか、
射撃体験ができたり、キャッサバの試食ができたり。生春巻きに使うライスペーパーも作っていたよ。基本手作りだそうな。
<メコンデルタ>
メコン川。チベットが源流。河幅は3kmもあるらしい。水は土の影響で赤い。ボートで川の中腹にある島に渡る。
島に到着。ローヤルゼリーのジュースでお出迎え。もちろんお土産に買わないかと売り込みされる。
島で育てている南国フルーツが提供される。ドラゴンフルーツ、柿、パパイヤ、グアバ、など。青臭くてあまり美味しくない。
ベトナム歌謡の生歌生演奏。地元民には大ウケ。
メコンデルタの川下り。15分程度だが、雰囲気は味わえた。
ココナッツキャンディーづくりの現場見学。もちろんお土産の売り込み有り。
島の見学が終わり、またボートで岸に戻り、ツアーは終了。
あまり期待していなかったツアーだが、意外と楽しめた。日本語ができるベトナム人ガイドと一緒だったので、ベトナムの宗教、生活習慣、歴史、特徴などベトナムについての話をたくさん聞けたことが特に良かった。
ブンタウ編
ホーチミンにも飽きてきたので、少し足を伸ばして海辺の町ブンタウへ。ブンタウは、ホーチミンからバスで2時間くらい。海岸があり、海水浴が楽しめる。
近いのでホーチミン市民もよく訪れるそうな。リゾートというよりは庶民の観光地といった感じで、雰囲気は日本の熱海に近い。
空が曇っていてどんより。海もお世辞にも綺麗とは言えない。遠浅の海岸が4kmくらい続くロングビーチだ。多くのベトナム人が海水浴を楽しんでいた。
客が数える程しかいない遊園地。音楽だけはけたたましく鳴り響いていた。
夜は海鮮屋台が立ち並ぶエリアで食事。
何かの貝。まあまあイケる。
タコとオクラの炒め物。タコがプリプリ。
この日はブンタウのホテルに泊まる。窓のない部屋に広くて硬いベッド。
翌日。丘の上に立っているキリスト像を目指す。丘の上にポツンと見える。
近づいてきたぞ。
15分くらい階段を登って麓まできた。バーチャファイターのポリゴンみたい。
このキリスト像は中に入れて登れるようになっている。キリストの肩越しから良い景色が楽しめる。腕。
キリストのあご。割れている。
ブンタウの市街地を一望。
キリスト像を後にして、帰りのバス停へ徒歩で移動。
昨日の海岸とは反対側の海岸。漁船が停泊していて熱海っぽい
バスでホーチミンへ帰る。ホーチミンとは違った雰囲気の街を歩くことができてよかった。
そのほか
ホーチミン市内で気になったものなど。
奥に見えるビルはビテクスコ・フィナンシャル・タワー。ホーチミンで一番高いビル。展望デッキがあるので登ってみた。入場料は20万ベトナムドン(=1000円)。た、高いよ。
夜景がキレイ。1000円の価値あり。
知らんけどフランス統治時代の建築物。ライトアップされてて綺麗。そんだけ。
サイがテーマの壁アート。そのクオリティと周辺の汚さのギャップ。日本にあるどうしようもないスプレー落書きも見習って欲しい。
バイク、バイク、バイク!
人、人、人!
犬。暑いので冷たい石に体を寄せて休んでいると思われる。
雨。滞在中は乾季だったのでこの一回しか雨に降られなかった。降ると気は一気に大粒の雨が降る。
国際貢献。
高島屋。涼しくてトイレが綺麗で何度かお世話になった。
ホーチミン脱出編
ホーチミンを満喫(というか飽きてきた)したので、いざ、ベトナムの首都ハノイへ。ホーチミンからハノイは飛行機で2時間くらい。LCCのベトジェットエアの航空券を予約。
17時半出発〜19時半到着の便を予約していたのだが、前日に確認すると遅延で19時半発に変わっていた。出発当日、ホーチミン市内で飛行機出発までの時間を潰していると、さらに遅延で22時発になったとのこと。
こちとら一刻も早く、一日中クソ暑いホーチミンを歩き、汗と排気ガスで汚れた体をシャワーで洗い流したいのに!なんてこった。
格安航空券なのでしょうがないと思いつつも、二度とベトジェットエアは利用しないと心に決めた。
のちに調べてみると、ベトジェットエアは運行便の3割以上が遅延しているとのこと!
もう、制服がダサい。ポージングがダサい。韓流アイドルみたい。
さらばホーチミン。
おわり
ベトナム旅行 導入編
11泊12日の旅程でベトナムに行って来た。
社会人だと普通、海外旅行はお盆、正月、GWなどの大型連休に限られるが、その時期は航空券が高く、行く気がしない。
時間に縛られない無職になった今こそ長期の海外旅行の絶好機。というわけでベトナムへ行くことにした。
なぜベトナムを選んだかというと、
1.LCCの直通便でいける
2.物価が安い
3.治安が良い
つまり、お金をかけずに長く滞在するにはもってこいなのである。ちなみに、ビールは60円〜、食事は屋台ですませば一食200円程度。宿はドミトリーなら一泊500〜1000円程度。激安である。
時間はあるが、お金はない人間にはもってこいの旅行先なのだ。
観光編、グルメ編、まとめ編に分けて記事を書く。