2017.8.19-22 大雪山系縦走記 おまけ(旭川、札幌グルメ)
大雪山系を縦走した後は、のんびり北海道観光という名のグルメ旅。
2017.8.19-22 大雪山系縦走記 4DAYS DAY1(新潟〜小樽〜旭川〜黒岳) - 山と森で
2017.8.19-22 大雪山系縦走記 4DAYS DAY2(黒岳石室〜白雲岳〜忠別岳〜ヒサゴ沼避難小屋) - 山と森で
2017.8.19-22 大雪山系縦走記 4DAYS DAY3(ヒサゴ沼避難小屋〜トムラウシ〜美瑛富士避難小屋) - 山と森で
2017.8.19-22 大雪山系縦走記 4DAYS DAY4(美瑛富士避難小屋〜十勝岳〜十勝岳温泉) - 山と森で
富良野から旭川へバスで移動。この日はゲストハウスのレトロハウス銀座旭川に宿泊。白を基調としてスッキリとした清潔感のある宿。ドミトリータイプ。ご主人は若くて、山登りもやるとのこと。行ってきたばかりの大雪山の状況を少し話した。
旭川で昼間からビールが飲めるところを探してヒットしたのがここ。焼き鳥専門店ぎんねこ。カウンターとテーブル席2つくらいの小さな店。旭川名物「新子焼き」なるものがいただける。要は鶏の半身焼き。味は想像通り。ボリュームがあるのでシェアがおすすめ。
夜は馬場ホルモン。メニューはホルモン盛り合わせのみ。シンプルな塩味で色々な部位が適当に盛られてやってくる。それを七輪で焼いて食らう。一人前400円という驚愕のコスパ。接客サービスみたいなのは皆無で、緊張感すら漂うが、それもまたよし。
翌日は、定番の旭山動物園へ。山での生活習慣のせいで朝早く目が覚めるので、バス時刻まで待たずに旭川駅からの距離12kmを徒歩で移動。山道を12km歩くのはわけないが、アスファルトを歩くのはなぜだか疲れる。路面が硬いからかな?
平日ということもあって、人は多くない方だと思うが、それでも人気の動物の前には人だかり。しろくまやトラなど迫力があってそれなりに楽しめたが、テレビで騒がれているほどでもないなというのが感想。一番面白かったのはテナガザル。アクロバティックに動き回る様子は延々と見ていられる。一通り見たら飽きたのでバスで旭川駅に戻る。帰りは楽チン。
お昼ご飯の時間。旭川といえばジンギスカンは外せない。チョイスしたのは松尾ジンギスカン。ラムとマトンのセットを注文。臭みもなくうまい。
お昼を食べたらバスで札幌へ移動。この日の宿泊もゲストハウス、SappoLodge。木の温もりを感じる、DIY感あるステキな宿だった。居心地がよかった。
夜はすすきのへ。まずは海鮮をいただく。開陽亭へ。新鮮な刺身とイカとごろの共焼きを注文。ごろ焼きがめちゃめちゃ濃厚でうまかった。
飲み足りないのでクラフトビールを飲みに、ビアバーNorth islandへ。ヴァイツェンとIPAを飲んだような気がする。そして美味しかったような気がする。
シメ第一弾はスープカレー。札幌はそこら中にスープカレー屋があるがスープカレーイエローをチョイス。スパイスが効いたさらっとした旨味のあるスープにごろごろっとした具材の数々。ハマりそう。
シメ第二弾はパフェ。なんでも札幌では〆パフェなるものが流行っているらしい。これも結構な数の専門店があった。しかもどこも行列で待たなければ入れない。ここは夜パフェ専門店パフェテリアパルをチョイス。30分くらい待ったよ。登山の格好した汚いおっさんは完全に場違いだったけど気にしなかったよ。
ドリンクとのセットがお得とのことなので、おしゃれなカクテル、イタリアンアイスティーをお願いした。初めて飲んだのだが、アマレットを烏龍茶で割ったものらしく、味は甘いがスッキリして美味しい。
締めパフェ。普段なら絶対食べないだろうな。無論うまいに決まっている。
札幌の夜を堪能した次の日は、モエレ沼公園へ。駅前のレンタサイクルで向かう。一日500円。公園内は広く、開放感がある。晴れていたら、お弁当持って、寝転がって昼寝したくなるような場所。この日はあいにくの雨模様。
定期的に噴水ショーも行われる。夜にはライトアップもされるそう。
モエレ沼公園から戻って、北海道での最後の晩餐を。昨日食べてえらく気に入ったスープカレーを再び。今回はDi Savoyっていう店。野菜カレー的なものをチョイス。やっぱりすげーうまい。何を言っているかわからないと思うが、スープカレーはカレーではない、別の何かだ。
北海道グルメを十分満喫したところで、電車で小樽へと移動し、行きと同じく、フェリーで18時間かけて新潟まで帰りましたとさ。
2017.8.19-22 大雪山系縦走記 4DAYS DAY4(美瑛富士避難小屋〜十勝岳〜十勝岳温泉)
大雪山縦走の最終日は美瑛岳、十勝岳を登り、十勝岳温泉へと下山。
朝日を眺めようと日の出前に小屋を出発し、美瑛岳を登る。今にも雨が降り出しそうな空だった。朝日を待っている間に雨が降り出し、次第に本降りに。
防水機能を失ったレインウェアのおかげで身体はびしょ濡れ、悪天候の北海道の山は非常に寒く、北アルプスに続き、またもや低体温症の恐れに。
体温の低下を防ぐため、美瑛岳からは急な登り以外は走った。メロスが頭の中をオーバーラップした。十勝岳の砂のような斜面が非常に登りにくかったことを覚えている。途中から体が冷え切ってマジでやばいと思い、上ホロ避難小屋を目指して全力で走った。セリヌンティウスは処刑されていないだろうか。美瑛岳から上ホロ避難小屋のコースタイム3時間半のところ、2時間かからずに到着。自分で自分を褒めたい。
小屋に着いた時は寒さで生まれたての子鹿のように震えていた。小屋で雨風をしのぎながら衣服を着替えた。乾いた衣服のありがたさを実感。この後またびしょ濡れになるのだが、ここからは高度を下げるので寒さはそこまで気にならなかった。
前述の通り、ハードな状況だったので、この日は写真を一切とっていない。
上ホロ避難小屋で30分くらい避難していたが、雨は止みそうにないので渋々出発。あとは十勝岳温泉まで下りるだけ。
下りももちろんメロスは走る。雨で濡れた石や斜面に足を取られながらも、なぜか宇多田ヒカルの「道」を大声で歌いながら下ると、あっという間に十勝岳温泉に到着。
到着は9時頃だったため、日帰り温泉が開いているか心配だったが、十勝岳温泉凌雲閣の日帰り入浴が8時から開いていた。寒さで冷え切った身体の芯まで温まる。助かったよ。
こんな天気なので今日は誰ともすれ違わなかった。当たり前か。
温泉で生き返ったあとは凌雲閣からバスで上富良野駅まで。
最終日は雨に降られ、景色も楽しめず、いい思い出無し。強いて言えば、登山終わりの温泉の効果が寒さによって倍増したことが良い思い出と言える。こんな時もある。
今回の縦走のまとめ
1. 北海道の山は最高。特にお花畑となだらかで歩きやすい雄大なトレイル。
2. お盆過ぎだと、登山客は少なくなる。
3. 水場が枯れている場合もある。水場があっても煮沸か浄水が必要。水のご利用は計画的に。
4. 北海道の山は思っているよりも寒い。
5. 縦走装備でも頑張ればそれなりのスピードで走れる。
2017.8.19-22 大雪山系縦走記 4DAYS DAY3(ヒサゴ沼避難小屋〜トムラウシ〜美瑛富士避難小屋)
大雪山系縦走の3日目はトムラウシ山を経て美瑛富士避難小屋まで。
この日も昨日のような縦走が楽しめると思い込んでいたが、実際は5つくらいのピークをアップダウンしたり、顔の高さくらいまである藪漕ぎが続いたりと、ハードな行程だった。等高線をよく見ればわかるだろうに。昨日のハイクが良すぎて・・・。
3日目の朝。すっきりと晴れて気持ち良い。ヒサゴ沼からトムラウシまでの道程は独特の雰囲気。ここら辺は日本庭園と呼ばれ、高山植物と岩塊のコントラストが特徴的。誰もいない朝の静謐な空間を楽しむ。
チングルマはすでに綿毛になっていたが、それでも幻想的で綺麗だった。こんなに密集しているチングルマは今まで見たことがない。
トムラウシ山から十勝岳方面を望む。今日進む予定の道が見渡せる。
トムラウシ山を過ぎてからは、ハイマツや笹が茂るトレイルになっていく。
顔の高さくらいまである笹。視界が効かず、足元も見えないため、神経を使うし体力も奪われる。クマが出没する地域らしいので奇声を出したり、歌ったりしながら通過。肉体のみならず精神まで大きく疲労した。
もりもりしたトレイル。いかにもヒグマが潜んでいそう。
遠くに見えるは富良野平野。でっかい牧場のようなものが見えた。
藪漕ぎで疲弊した後のオプタテシケの急登は嫌な思い出。この間、疲れ切って写真は無い。
本日の目的地、美瑛富士避難小屋に到着。久々に疲労困憊になった。
ナキウサギを生で見れた!(鳴き声はそこら中でするが、姿はなかなか見せない)
小屋では300名山を踏破したおっさんと最近北海道に移住したという若者と一緒になった。山トークで盛り上がった。おっさんは、車とオートバイを駆使して300名山を踏破したとのこと。おっさん独自のトレーニング、ストレッチ方法を教えてもらった。若者は同い年くらいで、若い頃、北海道を自転車旅行していて北海道が気に入って最近移住したとのこと。いろんな人がいるもんだ。
2017.8.19-22 大雪山系縦走記 4DAYS DAY2(黒岳石室〜白雲岳〜忠別岳〜ヒサゴ沼避難小屋)
大雪山系縦走2日目は黒岳石室からヒサゴ沼避難小屋まで。
等高線を見て分かるとおり、アップダウンは少なくフラットなトレイルが続く。これを求めていた。
朝は桂月岳でご来光を拝む。北海道は思っていたより寒かった。レインウエアを着て寒さを凌ぐ。朝日が暖かい。
朝日に照らされた北海道の大地。
こんな道が続く。ぐんぐん歩ける。本州の山とは違った景色にいちいち感動した。
白雲岳登頂。遠くまで見渡せる。北海道の山は広くて雄大。
白雲岳避難小屋に到着。テント場はフラットで気持ち良さそう。
避難小屋からこれから向かう方面を望む。目的地は雲の先。
この日は晴れているので大丈夫だが、霧や悪天候など視界不良の場合、道迷いもあるそうな。確かにこれだけトレイルが広いと知らぬ間に方向を誤ってしまうかも。
崖沿いにトレイルが通っている。
忠別沼に到着。特筆すべき点は無いただの沼。沼といっても水は綺麗。
午後になると若干雲が湧いてきた。贅沢だけど雄大な景色にも飽きてきた頃。
本日の目的地、ヒサゴ沼避難小屋に到着。小屋では東京からきた女性二人組と200名山踏破したというおっさんの計4人。山トークで盛り上がり楽しい夜を過ごせた。山での食事スタイルは人それぞれで参考になった。おっさんが持ってた乾燥わかめとかいいかも。
間違いなく今日は今回の縦走のハイライトで、これぞ北海道という山歩きを堪能した。最近の中でベストハイク!
2017.8.19-22 大雪山系縦走記 4DAYS DAY1(新潟〜小樽〜旭川〜黒岳)
北海道の大雪山系を縦走してきた。北海道の山は初めてである(北海道自体は学生の頃の修学旅行で来たことがある)。最終日を除き、天気に恵まれ雄大な北海道の山を堪能した。でっかい山域、どこまでも続く縦走路、群生するお花畑、藪漕ぎなど、見所満載。
ちなみに北海道の山での水場はエキノコックスの恐れがあるので基本的に煮沸か浄水が必要。夏の終わりだと雪渓の雪解け水が枯れている場合もあるらしい。水不足に陥りたくないので、水は登り始め時点で4リットル担いだ。
DAY0 新潟港〜小樽港(フェリー)
DAY1 層雲峡〜黒岳〜黒岳石室
DAY2 黒岳石室〜白雲岳〜忠別岳〜化雲岳〜ヒサゴ沼避難小屋
DAY3 ヒサゴ沼避難小屋〜トムラウシ山〜オプタテシケ山〜美瑛富士避難小屋
縦走の規模:水平移動距離約60km、累積標高約5000m、標準コースタイム38時間
初日は、層雲峡からロープウェイとリフトを駆使して7合目まで高度を稼ぎ、そこから2時間かからずに黒岳石室という予定。とってもイージー。
まず目指すは遥かなる北海道。フェリーで新潟港を出発。18時間かけて小樽港を目指す。運賃は安いが時間がかかる。暇な人間の特権だ。飛行機より旅感が強い。
フェリー内は綺麗で、レストランや軽食喫茶、売店、風呂もあり、退屈しなかった。メインホールではビンゴ大会も(もちろん積極的に参加、残念ながら当たらず)。天候がよかったのか船の揺れも気にならず、快適な船旅だった。景色は基本海だけなので楽しめない。たまに陸地が遠くにぼんやり見える。
夕食はレストランで軽く一杯。とんかつと塩辛とナスの煮浸し、ビールはもちろんサッポロクラシック。味は普通、値段は高めとコスパは良くない。フェリーを楽しむなら、アルコールやつまみ類を持ち込んだ方が良いことを学んだ。(帰りのフェリーでは小樽市場の惣菜を買って楽しんだ。)
4:30小樽港に到着。とりあえず小樽運河。誰もいない。一般的観光地には興味ないので素通り。
小樽駅からJRで札幌駅へ。札幌駅から高速バスで旭川まで移動。
旭川駅は大きくて非常に綺麗だった。観光案内所も充実している。イオンも隣接しているがおしゃれな感じだった。
まだまだ移動は続く。旭川駅からバスで層雲峡へ。
12:30に層雲峡に到着。小樽港からのここまでの所要時間8時間!新潟港から考えると26時間!まあ時間は有り余っているから問題ない。アイディアは移動距離に比例するby高城剛(ハイパーメディアクリエイター)
ロープウェイとリフトを乗り継いで登山口まで。
登山口到着。ここからサクッと黒岳を登り、黒岳石室を目指す。黒岳はロープウェイで簡単に登れるので、登山装備でない観光客や子供づれなどが多かった。
黒岳石室に到着。今回の縦走では基本的に避難小屋を使う予定。小屋が混んで泊まれない時のことを考え、念のためツエルトも携帯した(結局一度も使わなかった)。大雪山系が混雑するのはお花畑が見頃のお盆前までとのこと。静かな山歩きを楽しみたい自分にとってはちょうどよかった。
美女歓迎らしい。美女ではないが今日は泊めさせてもらおう。
テント場は大混雑。最終的に登山道の脇に張っている人達もいたくらい。黒岳は気軽で人気なのを再認識。
初日の今日はほぼ移動のみ。まだ北海道らしさは味わっていない(サッポロクラシックは飲んだが)。明日が楽しみ。
【土地探し】検索エリアを絞り込む
Bライフ実現のため、まずは土地探しから。欲している土地の条件はこちら。
土地探しの候補地は日本全国だが、あまりに検索範囲が広すぎるので、趣味趣向を考慮して地域を絞る。
土地の探し方は、普段Bライフの参考にさせていただいている、からあげ隊長のブログや、タイニーハウスピリオディカルズさんのブログを参考にした。
①新潟と東京から離れすぎていないこと。
→とりあえず知っている土地に近い方が良い。知り合いに助けてもらいやすい。
②日照時間が多いところ。
→日本海側はNG、太平洋側が良さそう
③積雪が多すぎないこと。
→小屋暮らしでくじけそう。東北、北海道地方は無理か
④登りたくなる山が近いこと。
→なんのために自由になりたいのか。やりたいことをやりたい時にやるためである。気が向いたらふらっと山に行けるぐらいの距離感が良い。
これらを踏まえて地域を絞った結果、山梨県、長野県南部に絞って探すことにした。
土地の探し方は、田舎暮らしや別荘を扱っている地域の不動産屋に行って紹介してもらうのがスタンダードだし効率良さそう。競売などを使うと安い土地があったりするらしいが、良い土地にめぐり合うのは時間と運が必要みたい。
というわけで、今後の具体的な行動は決まった。
インターネットで地域の不動産屋をリサーチして、自分の希望に合いそうな土地を扱っているかを確認し、扱っていそうな不動産屋だったら突撃しよう。
あとは前進あるのみ。
2017.8.5-6 朳差岳-門内岳を稜線ハイク 2DAYS DAY2(朳差小屋〜門内岳〜奥胎内)
2日目は門内岳まで行って折り返し、奥胎内に下山。
朝の幻想的な風景。こんな景色を味わうために山を登って夜を明かす価値がある。日帰り登山では勿体無い。
朳差小屋からしばらく歩くと頼母木小屋に到着。小屋ではスケッチ展が開かれていた。飯豊連峰を繊細なスケッチと淡い水彩絵の具?で描かれていて好印象。絵を描けるってやっぱ良いな。
ここは水場が豊富でバシャバシャ出ていた。ビールも冷えていた。
ここで遅めの朝食。グラノーラにスキムミルクと抹茶粉末を混ぜ、水に溶かしたもの。糖質、タンパク質、ビタミンの栄養補給を考えつつ、軽量、火を使わないというメリットがある自分の中での定番。味は知らん。
頼母木小屋を見下ろす。絵になるね。
ここから門内岳まで極上の稜線歩きが続く。平日で人も少なく気持ち良く歩けた。
門内岳避難小屋に到着。門内岳頂上はすぐそば。あとは来た道を戻って奥胎内へと下る。
初めての飯豊連峰。そこまで高度はないが極上の稜線歩きが楽しめる良い山だった。避難小屋も揃っているし、難易度も高くなく気軽に楽しめると感じた。次は奥胎内から福島方面に抜ける縦走だな。